サマーリーグ初戦で膝を痛めて欠場したザイオンについてデューク大の指揮官が警笛

サマーリーグ初戦で10得点を挙げるも、膝を痛めてしまったザイオン[写真]=Getty Images

ニックス戦で10得点を挙げるも、公称体重から9キロオーバーだった?

 今年のドラフト全体1位でニューオーリンズ・ペリカンズから指名されたザイオン・ウィリアムソン

 屈強な肉体と超人的な身体能力を誇る期待のルーキーは、多くの注目を集める中、「MGM Resorts NBAサマーリーグ」(以降、サマーリーグ)に臨んだ。

 7月6日(現地時間5日)に行われたペリカンズのサマーリーグ初戦。ザイオンはニューヨ―ク・ニックス相手に5本のダンクをたたき込み、10得点をマークしてハイライトシーンにも登場。

 ところが、その試合で膝を痛めてしまい、その後は全試合を欠場。会場には姿を現していたものの、コートに出てプレーすることはなかった。

 デューク大学で1年プレーし、アーリーエントリーでNBA入りしたザイオンについて、同大のマイク・シャシェフスキーHC(ヘッドコーチ/以降、コーチK)は「アメリカ代表も含めて、私がこれまでコーチしてきた選手の中で、最も才能にあふれたアスリートの1人」と昨季絶賛していたのだが、現状のザイオンについて警笛を鳴らした。

 先週末、コーチKは『Forbes』へ「彼が今、プレーできるシェイプにあるとは思えない。メンタル面でも同じことが言えるね」と言及。9月下旬から開始予定のトレーニングキャンプに向けて、コンディションを調整していくことがマストだと指揮官は指摘している。

コーチK(右)はザイオン(左)の現状について心配している[写真]=Getty Images

 『Fox Sports』によると、ザイオンは公称201センチ129キロながら、サマーリーグでは約9キロも超過していたという。

 ドラフトトップ指名のザイオンは、言わずもがな今季要注目ルーキーの1人。ペリカンズとしても、先発起用で活躍を期待しているに違いない。トレーニングキャンプに万全のコンディションでチームに合流できるか、気になるところだ。

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