2020.04.28
今夏、ロサンゼルス・レイカーズとニューオーリンズ・ペリカンズによる2チーム間の大型トレードで、ロンゾ・ボールはペリカンズへと移籍した。
2017年ドラフト1巡目2位でレイカーズから指名されたボールは、キャリア2シーズンで計99試合(うち先発は95試合)に出場。平均32.4分10.0得点6.2リバウンド6.4アシスト1.6スティールを記録するも、足首をはじめとする相次ぐケガに悩まされてきた。
トレード合意が報じられた時、ボールは弟ラメロがDrew Leagueでプレーするのを見るべく、車に乗っていたという。
7月14日(現地時間13日)、ボールは『PUBG Mobile Team Up Superstar Showdown』というイベント後に『ESPN』からインタビューを受けていたので、今回はその一部を紹介したい。
「正直な話、僕はワクワクしている感じさ。実を言うと、僕は誰かがそのうちトレードされることになるだろうと感じていた。アンソニー・デイビスが移籍するんだから、誰かがトレードされることになるだろう、ってね。ある意味、僕はその時が来る準備をしていたようなものだったんだ」とボールは振り返る。
レイカーズはデイビスを獲得するために、ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハートと複数のドラフト1巡目指名権を放出。
「僕はB.I.(イングラムの愛称)、J-Hart(ハートの愛称)と共に移籍できたことがうれしかった。彼らとプレーすることは快適だからね。(新天地でも)僕らが一緒にプレーできることに興奮しているし、再出発することができて、ワクワクしているよ」とボール。
今季ボールがプレーするペリカンズには、ドラフト全体1位指名の巨漢、ザイオン・ウィリアムソンがいる。201センチ129キロという屈強な体格と、超人的な身体能力を兼備したザイオンを、ボールはこのように評していた。
「あのサイズで彼のように動き回ることができるヤツは見たことがないね。彼はまだ19歳なんだよね? 彼は間違いなく異常な選手。彼はレーンを走って、スクリーンをセットしてから(リングへ)向かっていくことになるんじゃないかな。彼が自身のゲームと身体能力をフルに発揮すれば、ストップすることはすごくタフになるだろうね。今季の僕らは、速い展開に持ち込み、できるだけブレイクを出すことになると思ってる」。
ボールは先発ポイントガードとして起用されることが濃厚で、ドリュー・ボリデーやイングラム、ベテランシューターのJJ・レディック、ビッグマンのデリック・フェイバーズ、そしてザイオンらとプレーする機会が増えていくことが予想されている。
「ニューオーリンズは僕を獲得できたことで、エキサイトしていることは分かってる。僕も新たなチーム、状況、組織、コーチ陣の下で再スタートを切ることができることを楽しみにしている。自分がどれだけプレーできるかは理解してるから、リフレッシュしてバスケットボールをプレーできると思うよ」とボールは意気込んだ。
心機一転で迎える今季、ボールがペリカンズで繰り出すファストブレイクに注目したい。
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