「ハードにプレーし、高いレベルでディフェンスできる」とホルストGMが言及
今夏、ミルウォーキー・バックスはタナシス・アデトクンボと2年契約を結び、ロースターに加えた。
直近2シーズンをパナシナイコス(ギリシャ)でプレーしていたタナシスは、昨季MVPに輝いたヤニス・アデトクンボの実兄。2015-16シーズンにニックスの一員として2試合に出場して以来、約3年ぶりのNBA復帰となり、弟ヤニスとバックスで共演することに。
7月19日(現地時間18日)に現地メディア『The Athletic』へ掲載された記事の中で、バックスのジョン・ホルストGM(ジェネラルマネジャー)がタナシスを獲得したことについて語っていたので紹介したい。
「これはもう明らかなこと。答えるのは簡単さ。タナシスは若くしてNBAのドラフトで指名された選手なんだ。弟のヤニスがアスレティック能力とタフネス、そして情熱を持ってプレーすることを我々は知っていたからね」とホルストGM。
ホルストGMは、ヨーロッパでプレーしていたタナシスをチェックしていたことを明かしており、高く評価していた。
「タナシスはすばらしいアスレティック能力があるだけではないんだ。ハードにプレーしているし、高いレベルでディフェンスすることができ、ヨーロッパで見事な成長を遂げた。(アデトクンボという)彼の苗字も、我々が気にかけた理由かもしれないがね。ただ、我々はタナシスのプレーをたくさん見てきたし、彼について調べて、何度も会話してきたんだ。これまで、何度もタナシスをこのチームのロースターに加えようとトライしてきた」。
バックスのウイングにはクリス・ミドルトンを筆頭に、スターリング・ブラウンやパット・カナトン、ダンテ・ディヴィンチェンゾといった選手がいるため、タナシスと同じく新加入のウェスリー・マシューズは、彼らとプレータイムを争うこととなる。
特にタナシスにとって、今季はNBA定着をかけた重要なシーズンとなるだけに、高いモチベーションでトレーニングキャンプに臨むことだろう。ホルストGMが評したように、タナシスにはディフェンス面の働きに期待したいところだ。