クリッパーズ入団会見にジョージと出席したレナード「自分とチームメートが幸せになれることをする」

球団初優勝に向けて、レナード(左)とジョージ(右)という2wayプレイヤーの獲得は大きい[写真]=Getty Images

クリッパーズ、注目のレナードとジョージが入団会見

 ロサンゼルス・クリッパーズは7月25日(現地時間24日)、新たに加入したカワイ・レナードポール・ジョージの入団会見を開催。同球団のオーナーであるスティーブ・バルマー氏、球団社長のローレンス・フランク氏、そしてドック・リバースHC(ヘッドコーチ)が同席する中、レナードとジョージの2人は笑顔で会見に臨んだ。

 この会見でとある記者から、「ここ“ロサンゼルス”ではロサンゼルス・レイカーズの存在感が大きく、クリッパーズはその陰に覆われている。その陰から抜け出すためにチームをけん引することは、どれだけ重要なことなのか?」という質問を受けて、レナードとジョージはそれぞれコメントした。

笑顔で会見に臨んだジョージ(左)とレナード(右)[写真]=Getty Images

 まずレナードは、「そうだね、この数年間バスケットボールの観点で見れば、クリッパーズの方が優れている」と第一声に述べると、会場からは歓声が沸き、隣に座るジョージも笑顔で拍手を送った。「けれどそれはメディアのことなんだ……。わかるだろう?彼らはこの件について注意を払おうとしていて、なぜならロサンゼルス・レイカーズは長きに渡ってチャンピオンシップを手にしてきた」と、レイカーズの存在感の理由を説明。続けて「けれど僕が言うようにそれはメディアの側面であり、仮に僕たちが勝利しようが、報道内容に変化はあるのだろうか?僕は特にそれにこだわりを持たない。ただ勝ちたいから」と、メディアに対しては特に気にしていないことを告げた。

 そして、最後はこれからの抱負について以下のようにコメントを残した。「そして自分自身とチームメートが幸せになれることをするだけ。常に頭の中にある僕たちのゴールが何であろうと、それが僕の集中の源となり、僕らを幸せにしてくれる要因となる。そしてもし優勝して報道がされなくても、僕には問題ないよ。僕はね」

来季に向けて、しっかりと抱負を掲げているジョージ(左)とレナード(右)[写真]=Getty Images

 続いてジョージは、「僕はただ単に、レイカーズはレイカーズだと考えている。僕たちは自分たちのアイデンティティを享受し、他の何かを追い続けるよ」と、まずはコメント。「僕らは“ロサンゼルス”の戦いというものに注目していないし、より大きなことと大きな目標を掲げている」という言葉をとおして、クリッパーズはあくまで自分たちの道を歩むこと述べた。

「その目標は“レイカーズによる影”以外の目標を成し遂げるもの。だからこの話題に関しては、どれも一切何も意味を成さない。同じ方法でパフォーマンスして、僕らは抜け出さなきゃならない。そして僕らがこの議論の終着点を迎えた時、トロフィーをを手にしたい。それこそがすべての問題であるし、これからは僕たちがレガシーを築いて、クリッパーズを作り上げていかなきゃならない」と最後は締めくくった。

 クリッパーズがレナードとジョージを獲得したように、レブロン・ジェームズが所属するレイカーズもトレードでアンソニー・デイビス、そして優秀な選手たちのリクルートに成功した。現地メディアやファンがすでに大きな話題としている中、両チームのホームコートであるステイプルズ・センターは、来季からはとても興奮に包まれた試合が行われるだろう。

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