2019.11.15
7月23日(現地時間22日)、現地メディア『ESPN』は、ワシントン・ウィザーズのトミー・シェパードGM(ジェネラルマネジャー)が、ブラッドリー・ビールへ3年1億1,100万ドル(約119億8,800万円)の延長契約をオファーするだろうと報じた。
ここ2年連続でオールスターに選出されているビールは、キャリア7シーズン目を終えたシューティングガード。昨季は82試合にフル出場し、リーグトップの平均36.9分プレーしていずれもキャリアハイとなる25.6得点5.0リバウンド5.5アシスト1.5スティール0.7ブロックをマーク。
昨年12月にジョン・ウォールをケガのため失ったウィザーズで、ビールはスコアラーとしてだけでなく、ゲームメイカーとしても奮闘し、選手としての評価を上げた。
ビールの現行契約は2020-21シーズンまで残っており、21年夏に制限なしフリーエージェント(FA)となる。今回ウィザーズがオファーする超高額な延長契約は、21-22シーズンから始まることとなる。
もっとも、ウィザーズ側とビール側がこの延長契約にすぐさま合意するかは微妙。ウィザーズ側はビールをトレードするつもりはないだろうが、複数のチームがトレードでビールを獲得することに関心を示していること、そして今季はウォールが全休する見込みだとテッド・レオンシス(オーナー)が語っている点で、チームのプレーオフ出場が困難という側面がある。
さらに、ビールが今季オールNBAチームに選出されれば、来夏に5年2億5,400万ドル(約274億3,200万円)というスーパーマックス契約を結ぶことができるため、判断が難しいというのが現状だ。
今季のウィザーズにおいて、ビールは絶対的エースとしてプレーすることが期待されており、昨季以上の個人成績を残す可能性は十分ある。そのため、ビール側がどのような決断を下すのかは気になるところ。
なお、8月末から中国で行われる「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」に向けたアメリカ代表のロースター候補にビールは入っているのだが、8月末から9月上旬にかけて子どもが生まれる予定のため、参加を辞退している。
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