2020.02.05
7月23日(現地時間22日)、「USAバスケットボール」のマネージング・ディレクターを務めるジェリー・コランジェロは、「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)のトレーニングキャンプへの参加を新たに2選手が辞退したと明かした。
今回、W杯不参加を表明したのはブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)とトバイアス・ハリス(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)。前者は8月末から9月上旬にかけて子どもが生まれること、後者はシクサーズの一員として迎える今季に集中したい、というのがその理由。
これにより、アメリカ代表のW杯に向けたロースター候補が14名に。ケンバ・ウォーカー(ボストン・セルティックス)は代理人のジェフ・シュワルツが出場することをコミットしており、先日左手の親指の手術をしたカイル・ラウリー(トロント・ラプターズ)も、プレーしたい意向を示しているものの、ケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)とデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)は未定という段階だという。
そこで「USAバスケットボール」は追加招集として、下記の5選手を含む複数の選手たちとコンタクトを取ったとコランジェロが明かしており、近日中に参加の有無について返答があるようだ。
※チーム名は略称
■アメリカ代表が追加招集としてコンタクトを取った選手たち
マーカス・スマート(セルティックス/ガード)
ジェイレン・ブラウン(セルティックス/ガード-フォワード)
ディアンジェロ・ラッセル(ウォリアーズ/ガード)
ジュリアス・ランドル(ニックス/フォワード)
アーロン・ゴードン(マジック/フォワード)
ハードワークが身上のスマート、得点力が魅力のラッセルは、バックコートの選手が続々と出場を辞退している現状を考慮すれば妥当なチョイスと言っていいだろう。スイングマンのブラウンも、フィジカルが強く、複数のポジションをこなすことができるため、ロースター入りすれば貴重な存在になるかもしれない。
フォワードに関しては、ランドルとゴードンという若手を追加招集する方向性となった。身体能力が高く、運動量も豊富な2選手が加わることとなれば、アメリカ代表のトレーニングキャンプはよりいっそう、競争力を増すことが期待できる。
また、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は23日(同22日)、シカゴ・ブルズのフォワード、サディアス・ヤングがトレーニングキャンプに招待されたことを報じている。
今後のスケジュールとしては、8月6日(同5日)からラスベガスでトレーニングキャンプが行われることとなっており、18日(同17日)にW杯のロースターが発表される予定。
その後、開催国となる中国へ向かう前に、アメリカ代表はオーストラリアで1週間前後過ごし、エキシビジョンゲームをこなすことになるという。
はたして、グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ/サンアントニオ・スパーズ)率いるアメリカ代表は、どのようなロースターでW杯へと臨むのか。今後の展開から目が離せない。
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