2020.01.31
ドワイト・ハワード(現ワシントン・ウィザーズ)を中心とした布陣で2012年にプレーオフへ進出して以来、オーランド・マジックは今年7年ぶりにプレーオフ出場を果たした。
今季のマジックはオールスターに選出されたビッグマン、ニコラ・ブーチェビッチを中心にアーロン・ゴードン、エバン・フォーニエ、DJ・オーガスティン、ジョナサン・アイザックでスターターを形成し、シックスマンにはテレンス・ロスを配置。
シーズン開幕前は決して高評価を得ていたわけではなかったものの、オールスター後に白星を量産し、マイアミ・ヒートやシャーロット・ホーネッツとのプレーオフ出場争いを勝ち抜いてみせた。
イースタン・カンファレンス第7シード(42勝40敗)でレギュラーシーズンを終えたマジックは、第2シード(58勝24敗)のトロント・ラプターズとファーストラウンドで激突。
マジックは第1戦にオーガスティンの決勝3ポイントで見事な勝利を飾ったが、第2戦以降は抜群のアジャストを見せたラプターズの前に4連敗。最終的には1勝4敗で今季を終えた。
4月26日(現地時間25日)。ラプターズとのシリーズでプレーオフ初出場を果たし、チームトップの平均15.2得点に7.2リバウンド3.6アシスト1.2スティールを挙げたゴードンは、『OrlandoMagic.com』のジョン・テントン記者へ今季をこのように振り返っていた。
「僕らは勝ち方を学ぶことができたと感じている。チームはここ数年間、(勝利することが)欠けていたからね。勝利するカルチャーとノウハウを学ぶことができたと思ってる。コーチ(スティーブ・クリフォードHC)はすばらしいものを注入してくれたし、僕らもいい仕事をしてその期待に応えることができたと思う」。
4連敗という悔しい結末となったものの、クリフォードHCが『ESPN』へ「我々は(相手を)恐れたりはしていなかった。勝利するための十分なプレーができていなかったんだ」という言葉を残していたように、最後まで戦い切った。その点はポジティブな評価を与えてもいいはず。
マジックは今夏、ブーチェビッチとロスが制限なしフリーエージェント(FA)となるものの、ゴードンを筆頭にフォーニエやオーガスティン、アイザックは来季も契約下にあり、今年2月のトレードで獲得した2017年のドラフト1位指名のマーケル・フルツ、今季途中にケガのため戦線離脱したモー・バンバが戦列復帰となれば、来季も楽しみな戦力を保持することができる。
来季も連続してプレーオフへと出場し、1回戦を突破できるよう、ゴードンをはじめマジックには期待したいところだ。
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