2019.07.31
3月29日(現地時間28日)、イースタン・カンファレンスのプレーオフ出場争いを繰り広げる2チームが激突。
今季最長の6連勝と勢いに乗るイースト8位のオーランド・マジックが、7位デトロイト・ピストンズのホーム、リトル・シーザーズ・アリーナに乗り込んで一戦を交えた。
ところが、ゲームはピストンズがマジックを圧倒し、第3クォーター終了時点で勝敗の行方が決まったようなものだった。第1クォーター終了時点では3点差だったものの、続く2つのクォーターでピストンズが64-44と一気に突き放し、最終スコア115-98でマジックを下して貴重な白星を手にした。
この試合で20得点10リバウンド5アシストを挙げたブレイク・グリフィン(ピストンズ)は「彼らはすごくいいプレーを見せており、6連勝していたことは皆が理解していた。だから俺たちは彼らから流れをつかむ必要があったんだ」とチーム全体で警戒していたことを明かし、「俺たちはステップアップしてチャレンジに立ち向かった。いい勝ち方だったと思うよ」と『AP』へ明かし、勝利を喜んだ。
ピストンズではグリフィンのほか、アンドレ・ドラモンドが18得点18リバウンド4アシスト6ブロック、イシュ・スミスが15得点6アシスト、ラングストン・ギャロウェイが12得点をマーク。
だがこの日最も輝いていたのはウェイン・エリントン。今季途中にマイアミ・ヒートからフェニックス・サンズへトレードされた男は、サンズを解雇されて2月10日(同9日)にピストンズへ加入。以降、主に先発シューティングガードを任されているエリントンは、この試合で7本の3ポイント成功を含むゲームハイの25得点3スティール。
ドウェイン・ケイシーHC(ピストンズ)は「ウェインと契約するチャンスがあると分かった時、私はうれしくて跳びはねていたよ。彼はプレーオフで異なるチームながら、これまで私のチームを大いに苦しめてきたからね。今夜は特にすばらしかったよ」と最大級の賛辞を送った。
一方、連勝が6でストップしたマジックでは、アーロン・ゴードンが20得点、DJ・オーガスティンが18得点4アシスト、エバン・フォーニエが13得点、ニコラ・ブーチェビッチが12得点12リバウンド4アシスト、ジョナサン・アイザックが10得点8リバウンド、テレンス・ロスが10得点。
「僕らは今夜、タフネスを持ち込むことはできていたとは思う。でも彼らと戦う準備が十分ではなかった。とても残念な敗戦になったけど、僕らにはまだここから巻き返すことができるチャンスがある」とゴードンは次戦へ向けて切り替えることを明かした。
この日、イースト6位のブルックリン・ネッツがフィラデルフィア・セブンティシクサーズに敗れ、9位のヒートがダラス・マーベリックスに勝利したことで、イーストの順位は変動。6位から順にピストンズ、ネッツ、ヒート、マジックとなった。
29日(同28日)終了時点で、この4チームはわずか1.5ゲーム差で、10位のシャーロット・ホーネッツもマジックとは1.0ゲーム差のため、レギュラーシーズン最終盤までもつれることが濃厚。今後のプレーオフ出場争いから目が離せない。
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