2021.08.03
4月5日(現地時間4日)に行われたマイアミ・ヒートとアトランタ・ホークスの試合で、3ポイントシュートに関する新たなNBA記録が生まれた。
この記録を樹立したのはヒートのウェイン・エリントン。キャリア9シーズン目をプレーする30歳のベテランシューティングガードである。この試合、エリントンはベンチスタートで3本の3ポイントシュート成功を含む11得点でヒートの勝利に貢献。
エリントンは今季通算3ポイントシュート成功数が216本に到達。そのうちベンチスタートの試合で207本目を決めたことで、ベンチスタートの選手が決めた3ポイントシュート成功数で歴代トップに立った。
With his 3 three-pointers made tonight, Wayne Ellington now has 207 three-pointers made off the bench this season – the most ever in a season as a reserve. pic.twitter.com/DuuO5iA7D4
— NBA.com/Stats (@nbastats) April 5, 2018
2009年ドラフト1巡目28位でミネソタ・ティンバーウルブズに指名されたエリントンは、これまで6チームを渡り歩き、昨季からヒートに加入。ヒートでは全フィールドゴール試投数のうち、3ポイントシュートが7割以上を占めるシューターとして活躍中だ。
昨季の平均3ポイントシュート試投数(6.4本)と成功数(2.4本)、平均10.5得点はいずれも自己ベスト。今季はその数字をさらにアップさせ、平均3ポイントシュート試投数は7.5本、成功数は2.9本を記録し、平均得点(11.1得点)でも自己ベストを更新している。ちなみに、今季は全フィールドゴール試投数の8割以上が3ポイントシュートとなっている。
3ポイントシュートの成功率も、昨季が37.8パーセント、今季は38.8パーセントと、及第点を与えることのできる数字を残している。昨年12月23日(同22日)のダラス・マーベリックス戦では、キャリアハイの成功数(8本)、キャリアハイタイの28得点を残し、ヒートの勝利に貢献した。
4月5日(同4日)終了時点で、エリントンは出場74試合(うち2試合は先発)のうち、41試合で3ポイントシュートを3本以上決めている。その試合において、ヒートは28勝(13敗)、勝率にして68.3パーセントを残しているというデータは、エリントンの3ポイントシュートがヒートの勝利に不可欠な要素となっていることを証明している。
プレーオフ出場が決まったヒートにおいて、エリントンはゴラン・ドラギッチやハッサン・ホワイトサイド、ジョシュ・リチャードソンといった選手たちを、自慢の長距離砲で援護する。マブス所属時の14年以来自身2度目のプレーオフでも、エリントンはベテランスナイパーとして、得意の3ポイントシュートをコンスタントに決めてくれることだろう。
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