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4月5日(現地時間4日)、NBAでは6試合が行われた。
イースタン・カンファレンス9位でプレーオフ出場にわずかな望みを残していたデトロイト・ピストンズだったが、フィラデルフィア・セブンティシクサーズに108-115で敗れたことで、プレーオフ出場の可能性がなくなった。
イーストのプレーオフ出場枠をつかんだのは、マイアミ・ヒートとミルウォーキー・バックス。4月5日(同4日)終了時点で、ヒートはイースト6位(43勝36敗)、バックスはイースト8位(42勝36敗)となっている。
ここでは、現時点におけるプレーオフの仮想対決カードを見てみたい。
※チーム名の横にある丸数字はシード順位、成績は4月5日(同4日)終了時点
■カード1
①トロント・ラプターズ(56勝22敗)×ミルウォーキー・バックス⑧(42勝36敗)
■カード2
②ボストン・セルティックス(53勝25敗)×ワシントン・ウィザーズ⑦(42勝36敗)
■カード3
③クリーブランド・キャバリアーズ(48勝30敗)×マイアミ・ヒート⑥(43勝36敗)
■カード4
④フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(48勝30敗)×インディアナ・ペイサーズ⑤(46勝32敗)
各チーム、3、4試合を残しているため、順位の変動はあるだろうが、現時点の対戦カードを見るだけでも面白そうだ。
ラプターズとバックスは昨季もファーストラウンドで激突し、バックスが2勝1敗とするも、3連敗でシリーズ敗退。今季もラプターズ有利に変わりないものの、バックスはエリック・ブレッドソーとジャバリ・パーカーという、昨季のシリーズにはいなかったスコアラーがいるため、白熱するかもしれない。
セルティックスとウィザーズは、昨年のカンファレンス・セミファイナルで第7戦にまでもつれ込む激戦を繰り広げた。セルティックスはアイザイア・トーマス(現ロサンゼルス・レイカーズ)をはじめ、主力選手が大幅に変わったものの、興味深いカードと言えるだろう。シクサーズとペイサーズは、共に若手が主軸を務めるチームだけに、迫力のあるゲーム展開が期待できるのではないだろうか。
そして、もしこのままの順位で推移すれば、キャブスとヒートが戦うこととなる。これは2003年のドラフト同期であるレブロン・ジェームズ(キャブス)とドウェイン・ウェイド(ヒート)が、プレーオフで初顔合わせするということ。
2010-11シーズンから13-14シーズンまで、レブロンはヒートでウェイドと共にプレー。今季もシーズン途中までウェイドとキャブスで一緒にプレーしてきた。お互い手の内は知り尽くしていることもあり、見逃せないシリーズとなるに違いない。
実は、14-15シーズンからキャブスに帰還してからというもの、レブロンはマイアミで1勝もできていない。今季も含めた4シーズンの中で、自身がプレーした試合で4連敗、チームは7連敗を喫している。
もし1回戦で、キャブスがレブロンの特徴を知り尽くしたライバル(ウェイド)とコーチ陣を擁するヒートとぶつかることとなれば、盛り上がること間違いなしだ。