2021.09.09
トロント・ラプターズのフランチャイズ史上初優勝で幕を下ろした2018-19シーズン。NBAは今後、6月21日(現地時間20日)にドラフトが行われ、7月1日(同6月30日)からフリーエージェント(FA)戦線が幕を開けることとなる。
今夏のFA戦線を前に、ここではポジション別の注目FAトップ10を紹介していきたい。第2弾はシューティングガード。オールスター選出歴を誇るスター選手に加え、リーグ有数のシューター陣、ベテランと若手がリストに名を連ねた。
※所属は現地時間6月15日終了時点、チーム名は略称、参照データは『HoopsHype』
■2019注目FAトップ10(シューティングガード)
1.クレイ・トンプソン(ウォリアーズ/制限なし/ケガのため来季全休予定)
2.ジミー・バトラー(シクサーズ/プレーヤーオプション→破棄して制限なし)
3.ダニー・グリーン(ラプターズ/制限なし)
4.JJ・レディック(シクサーズ/制限なし)
5.テレンス・ロス(マジック/制限なし)
6.ジェレミー・ラム(ホーネッツ/制限なし)
7.トーマス・サトランスキー(ウィザーズ/制限付き)
8.ウェスリー・マシューズ(ペイサーズ/制限なし)
9.レジー・ブロック(レイカーズ/制限なし)
10.オースティン・リバース(ロケッツ/制限なし)
トップ10に入った選手のうち、サトランスキーを除く9選手が制限なしのFA。さらにはトンプソン、バトラー、グリーン、レディック、ロスと上位5選手は再契約を希望しているため、衝撃的な移籍はないというのが現状。
だがレイカーズにADことアンソニー・デイビスが加わったことで、バトラーは興味を示していると報じる現地メディアがあるのも事実。トンプソンやグリーン、レディックといった即戦力のシューター陣も、提示された条件が厳しければ他チームへ移籍する可能性も否定できない。特にレディックについては多くのチームが獲得に乗り出すだろうと複数の現地メディアが報じている。
なお、ラムやマシューズ、ブロック、リバースはスターターを務めることができるものの、エース級の役割を求めることは酷で、チーム4、5番手が妥当か。強豪チームと低年俸で契約を結ぶか、プレーオフ進出を目指すチームで高額年俸を手にすることになるだろう。
■そのほかの主なFA選手
ロドニー・フッド(ブレイザーズ/制限なし)
セス・カリー(ブレイザーズ/制限なし)
ウェイン・エリントン(ピストンズ/制限なし)
ブレイザーズとしては、プレーオフで活躍したフッドとカリーを残したい思いがあるだろうが、契約下にある選手たちだけでキャップスペースを圧迫しているため、残留となれば低年俸しか道はない。
とはいえ、セカンドユニットとして2ケタ得点を挙げることが期待できるだけに、フッドとカリーの獲得を狙うチームは複数出てくることだろう。自身の居場所を確保でき、ブレイザーズよりも高額な契約をオファーされれば、思わず首を縦に振ることになるかもしれない。
シュータータイプのエリントンも、3ポイントでスペースを作り出すことができる選手だけに貴重な存在。後半、特に第4クォーターで最も高いショット成功率を残しており、プレーオフ出場チームから多くのオファーがありそうだ。
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