「僕は現時点で、自分のキャリアが失敗だとは思っていない」と断言したAD
ロサンゼルス・レイカーズでキャリア8シーズン目を迎える今季、ADことアンソニー・デイビスはかつてないほどの集中力を持って準備に励んでいる。
8月6日(現地時間5日)から行われるアメリカ代表候補選手たちによるトレーニングキャンプと、8月末に中国で幕を開ける「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」への出場も辞退したデイビスは、新天地レイカーズの大黒柱として獅子奮迅の働きを見せてくれると大きな期待をされていると言っていい。
7月30日(同29日)、現地メディア『ESPN』の番組“That’s What She Said”へ出演したデイビスは、自身の現在地についてコメントしていた。
「僕は現時点で、自分のキャリアが失敗だとは思っていない」と切り出すと、チャンピオンシップ獲得を最大のゴールとし、「自分のキャリアが終わった時、もしチャンピオンシップを勝ち取っていなければ、僕のキャリアにおいて最も重大な失敗の1つになってしまうだろう。でも、今の僕はコート内外において、このリーグで数多くのことをやっていく必要があると思ってる」と続けた。
デイビスはケンタッキー大学1年次(2012年)にNCAAトーナメントを制し、MOP(トーナメント最優秀選手)に輝いた。同年夏にはアメリカ代表としてロンドンオリンピック、14年には「FIBAバスケットボール ワールドカップ」でそれぞれ優勝し、金メダルを獲得。
これまでのNBAキャリアでも、6度のオールスター選出(17年はMVP)、オールNBAチームとオールディフェンシブチームにはそれぞれ3度、ブロック王も3度手にしてきた。
そしてリーグ最高級のビッグマンは「僕はこれまでのキャリアで失敗してきたとは思っちゃいない。(チャンピオンシップを勝ち取ることに)成功するまで、向上し続けていくだけだと思ってる」と言い放った。
昨季までのキャリア7シーズンで、平均34.6分23.7得点10.5リバウンド2.1アシスト1.4スティール2.4ブロックを記録中のデイビスが見据えるのはチャンピオンシップのみ。今季はレブロン・ジェームズを筆頭に、魅力的なタレントがそろっており、キャリアの中で最も優勝を狙えるロースターでプレーできるだけに、驚異的なパフォーマンスを見せてくれることだろう。