スパーズが4度の優勝に大きく貢献したトニー・パーカーの背番号9を永久欠番へ

一昨季までの17シーズンをスパーズでプレーしたパーカー[写真]=Getty Images

チーム歴代最多のアシスト数を残したパーカーはスパーズ史上10人目の永久欠番

 8月17日(現地時間16日)、サンアントニオ・スパーズは昨季終了後に現役を引退したトニー・パーカー(元スパーズほか)が着用していた背番号9を永久欠番にすることを発表した。

 2001年ドラフト1巡目28位でスパーズから指名されたパーカーは、ルーキーシーズン序盤からスパーズの先発ポイントガードの座を奪い、一昨季まで17シーズンをプレー。昨季はシャーロット・ホーネッツに所属していたものの、キャリアの大部分をスパーズの一員として大活躍。

2007年のファイナルで、パーカーは欧州出身選手として初となるファイナルMVPを獲得した[写真]=Getty Images

 ベルギー生まれ、フランス出身のパーカーは徐々に頭角を現し、キャリア5年目となった05-06シーズンにオールスターへ初選出。07年のファイナルではシリーズトップの平均24.5得点に5.0リバウンド3.3アシスト、フィールドゴール成功率と3ポイント成功率はいずれも50パーセント超えの大活躍でファイナルMVPに輝いた。

 スパーズでプレーした17シーズンで、パーカーは4度の優勝をはじめ、オールスターに6度、オールNBAチームには4度選ばれた。

 また、パーカーはレギュラーシーズンにおいて、スパーズのフランチャイズ史上トップとなる6,829アシスト、2位の通算出場試合数(1,198)、4位の通算得点(1万8,943)というすばらしい実績を残してきただけに、この男の永久欠番入りは文句なしだろう。

 ティム・ダンカン、マヌ・ジノビリ(いずれも元スパーズ)と共に“ビッグ3”として君臨してきたパーカーの永久欠番セレモニーは、11月12日(同11日)のメンフィス・グリズリーズ戦の前にホームのAT&Tセンターで行われることとなる。

 なお、スパーズの選手で永久欠番となるのはパーカーが10人目。ダンカン(21番)やジノビリ(20番)、デイビッド・ロビンソン(元スパーズ/50番)らと肩を並べることとなった。

高速ドライブからレイアップやティアドロップで得点を量産したパーカー[写真]=Getty Images

モバイルバージョンを終了