先発SG起用が濃厚なバレット、過去2シーズンのMVP相手に活躍できるか?
今年のドラフト1巡目3位でニューヨーク・ニックスから指名されたRJ・バレットは、201センチ91キロのスイングマン。NBAではシューティングガード(SG)とスモールフォワード(SF)としてプレーすることが予想されている。
現地メディア『ESPN』によるニックスの予想スターターは、バックコートにデニス・スミスJr.とバレット、フロントコートにケビン・ノックス、ジュリアス・ランドル、ミッチェル・ロビンソンというラインナップとなっており、順当にいけばバレットは開幕からスターターとしてプレーできる可能性が十分ある。
ニックスは今季、10月24日(現地時間23日)にアウェーでサンアントニオ・スパーズと開幕戦を戦うことになるのだが、バレットはマッチアップが楽しみな選手が2人いるという。
現地時間20日、『SirusXM Radio』に出演したバレットは、「僕が実際のところ、すごく楽しみにしているのはジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)。彼とは間違いなく同じポジションでマッチアップすることになるだろうからね。そしてヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)を挙げたい。彼はなんと言うか、これまで僕が見たことがないようなプレーをするから、本当に楽しみにしているよ」と語っていた。
一昨季のMVPハーデンと、昨季のMVPアデトクンボは、まぎれもなくリーグ最高級の実力者。ハーデン率いるロケッツは、今夏ラッセル・ウェストブルックを獲得、アデトクンボ擁するバックスもリーグ屈指の豪華戦力をそろえており、両チームとも今季の優勝争いに加わることが予想されている。
ニックスのスケジュールを見ていくと、ハーデンが所属するロケッツとは2020年2月25日(同24日)、アデトクンボが君臨するバックスとは12月3日(同2日)にそれぞれシーズン初戦を行う予定となっている。
バレットが得点面でニックスをけん引する活躍を見せることができれば、新人王に輝く可能性もあるだけに、リーグ屈指の実力者たちとどのようなコンディションでマッチアップできるか。大いに期待したいところだ。