2019.05.24

アデトクンボとハーデンが文句なしの満票! 今季の“ベスト5”オールNBAチーム発表

文句なしの選出となったアデトクンボ(左)とハーデン(右)[写真]=Getty Images
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 5月24日(現地時間23日)、NBAは2018-19シーズンの“ベスト5”に相当するオールNBAファーストチーム、セカンドチーム、サードチームを発表した。

 これは今季のベスト5をスポーツライターとブロードキャスター100人の投票によって選出されるもので、ファーストチームとセカンドチーム、サードチームに各5人(ガード2名、フォワード2名、センター1名。ポジションは主に務めているもの)に投票。ファーストチームには1位票として5ポイント、セカンドチームには2位票として3ポイント、サードチームには3位票として1ポイントが付与され、その合計ポイントで決定。複数ポジションで投票された選手は、最も投票数の多いポジションに集約している。

 それでは、今季のオールNBAチームに選ばれた選手たち(掲載は獲得ポイント順)を見ていこう。
※チーム名は略称、チーム名の右は獲得ポイント(P)、右端は選出歴(①はファースト、②はセカンド、③はサード)

■オールNBAファーストチーム
フォワード:ヤニス・アデトクンボ(バックス/500P):通算3度目(①×1、②×2)
ガード:ジェームズ・ハーデン(ロケッツ/500P):通算6度目(①×5、③×1)
ガード:ステフィン・カリー(ウォリアーズ/482P):通算6度目(①×3、②×2、③×1)
フォワード:ポール・ジョージ(サンダー/433P):通算5度目(①×1、③×4)
センター:ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ/411P):初選出

■オールNBAセカンドチーム
センター:ジョエル・エンビード(シクサーズ/375P):通算2度目(②×2)
フォワード:ケビン・デュラント(ウォリアーズ/358P):通算9度目(①×6、②×3)
ガード:デイミアン・リラード(ブレイザーズ/306P):通算4度目(①×1、②×2、③×1)
フォワード:カワイ・レナード(ラプターズ/242P):通算3度目(①×2、②×1)
ガード:カイリー・アービング(セルティックス/195P):通算2度目(②×1、③×1)

■オールNBAサードチーム
ガード:ラッセル・ウェストブルック(サンダー/178P):通算8度目(①×2、②×5、③×1)
フォワード:ブレイク・グリフィン(ピストンズ/115P):通算5度目(②×3、③×2)
フォワード:レブロン・ジェームズ(レイカーズ/111P);通算15度目(①×12、②×2、③×1)
センター:ルディ・ゴベア(ジャズ/89P):通算2度目(②×1、③×1)
ガード:ケンバ・ウォーカー(ホーネッツ/51P):初選出

今季60勝へと導いたバックスの大黒柱と最強のオフェンシブプレーヤーが満票

 今季の“ベスト5”ことファーストチームに選ばれたのは、いずれもレギュラーシーズンでリーグをけん引した5選手。ペイントエリアを中心に攻防両面で絶大なインパクトをもたらすアデトクンボ、平均36.1得点と、約30年ぶりの高得点で対戦相手を圧倒したハーデンが満票で文句なしの選出。

 16年以来のファーストチーム返り咲きとなったカリーは、キャリアで2番目の高得点(平均27.3得点)をマーク。初のファーストチーム入りを果たしたジョージはいずれも自己最高となる平均28.0得点8.2リバウンド2.2スティール、ナゲッツ躍進の主役を務めたヨキッチは、いずれもチームトップとなる平均20.1得点10.8リバウンド7.3アシスト1.4スティールとマルチな活躍が光った。

 セカンドチームでは、エンビードを筆頭にデュラント、リラード、レナード、カイリーが選出。いずれも平均20得点以上をマークし、所属チームをプレーオフへと導いた。2年連続でオールNBAチーム入りしたリラードは、今夏スーパーマックス契約と呼ばれる超高額契約をブレイザーズと結ぶことが濃厚だ。

ジョージ(左)は初のファーストチーム、ウェストブルック(右)は5年連続のオールNBAチーム入り[写真]=Getty Images

レブロンは史上最多タイとなる15度目の選出、今月末に来日するケンバは初選出

 サードチームには、3シーズン連続で平均トリプルダブルを達成したウェストブルック、ピストンズで自己最高級のシーズンを送ったグリフィン、オフェンス面で成長を見せたゴベアがセレクト。

 プレーオフ進出を逃したチームからは、レブロンとケンバが選出。レブロンは今季55試合の出場に終わったものの、平均27.4得点8.5リバウンド8.3アシスト1.3スティールと、堂々たる成績を残した。通算15度目の選出は、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)、コービー・ブライアント(元レイカーズ)、ティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)と並んで歴代最多タイに。

プレーオフ進出こそ逃したものの、レブロンは通算15度目の選出[写真]=Getty Images

 また、今月末に初来日を果たすケンバは、今季キャリアハイとなる平均25.6得点に加えて4.4リバウンド5.9アシスト1.2スティールを記録。3年連続のオールスター選出とキャリア初のオールNBAチーム入りとなった。

 なお、オールNBAチーム入りを逃した選手で見ていくと、ガードではブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ/34P)とクレイ・トンプソン(ウォリアーズ/27P)、フォワードではラマーカス・オルドリッジ(スパーズ/17P)、センターではカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ/20P)が挙がる。

 といっても、今年オールスターに選出された実力者たちながら、投票結果で僅差だったのはケンバとビールの17ポイント差のみ。それ以外では、大きく差を開けられる形となった。

スーパーマックス契約のチャンスを逃したビール(右)、3年連続でオールNBAチームに選出されなかったトンプソン(左)[写真]=Getty Images

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