2019.06.13
8月31日から幕を開ける「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」。NBA選手たちで構成されるロースターで臨むアメリカ代表は、誰もが認める優勝候補筆頭だ。
今大会からデューク大学の“コーチK”ことマイク・シャシェフスキーHCに代わり、グレッグ・ポポヴィッチHC(サンアントニオ・スパーズ)がアメリカ代表の指揮を執ることとなる。
8月上旬から候補選手たちを集めてラスベガスでキャンプを行うアメリカ代表だが、リーグの情報筋が『The New York Times』のマーク・スタイン記者へ伝えたところによると、USAバスケットボールはロースターを組み立て始めているという。
同記者によると、現在有力候補として名前が挙がっているのは、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)とアンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、そしてケンバ・ウォーカー(シャーロット・ホーネッツ)。
今季リーグベストの平均36.1得点を奪う大活躍を見せたハーデンは、W杯の組み合わせ決定直後に地元メディアへ「もちろんプレーしたい」と出場希望。リーグ最高級のオフェンシブプレーヤーとしてその存在感は別格であり、チームのけん引役として期待がかかる。
デイビスは攻防両面でリーグトップレベルの実力を持ち、ファストブレイクで先陣を切ることができる機動力を持つビッグマン。今年1月下旬にトレード志願をして世界中で話題になり、今夏の去就も気になるところだが、同記者によるとデイビス本人はW杯でプレーしたいと熱望しているという。
先日初来日したケンバは今夏制限なしフリーエージェント(FA)になるため去就に注目が集まっているものの、ドライブ、ジャンパー、3ポイントから得点を量産できる得点力は本物。クイックネスとテクニックを交えたドライブからディフェンスを独力で突破できるボールハンドリングはやはり魅力。
ちなみに、W杯はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の不参加が濃厚で、今季終了後に右肩を手術したポール・ジョージ(オクラホマシティ・サンダー)も欠場見込みとなっている。
それでも、代表候補にはリーグ有数の実力者たちが名を連ねており、12人全員がオールスター選手ではないとしても、アメリカ代表は先発クラスの選手たちによるロースターをW杯に送り込んでくるに違いない。
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