2021.07.27
5月23日(現地時間22日)、NBAは2018-19シーズンのオールディフェンシブチームを発表した。
これは今季ベストのディフェンダーたちをスポーツライターとブロードキャスター100人の投票によって選出されるもので、ファーストチームとセカンドチーム各5人(ガード2名、フォワード2名、センター1名。ポジションは主に務めているもの)に投票。ファーストチームには1位票として2ポイント、セカンドチームには2位票として1ポイントが付与され、その合計ポイントで決定。複数ポジションで投票された選手は、最も投票数の多いポジションに集約している。
それでは、今季のオールディフェンシブファーストチーム、セカンドチームに選ばれた選手たちを見ていこう。
※チーム名は略称、チーム名の右は獲得ポイント(P)、右端は選出歴(①はファースト、②はセカンド)
■オールディフェンシブファーストチーム
センター:ルディ・ゴベア(ジャズ/196P):通算3度目(①×3)
フォワード:ポール・ジョージ(サンダー/195P):通算4度目(①×2、②×2)
フォワード:ヤニス・アデトクンボ(バックス/193P):通算2度目(①×1、②×1)
ガード:マーカス・スマート(セルティックス/145P):初選出
ガード:エリック・ブレッドソー(バックス/100P):初選出
Both 2018-19 NBA All-Defensive teams are STACKED.
Which one would you take? 🤔 pic.twitter.com/1V8H2FFYqQ
— ESPN (@espn) May 22, 2019
■オールディフェンシブセカンドチーム
ガード:ドリュー・ホリデー(ペリカンズ/90P):通算2度目(①×1、②×1)
ガード:クレイ・トンプソン(ウォリアーズ/82P):初選出
センター:ジョエル・エンビード(シクサーズ/80P):通算2度目(②×2)
フォワード:ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ/61P):通算5度目(①×3、②×2)
フォワード:カワイ・レナード(ラプターズ/39P):通算5度目(①×3、②×2)
3年連続でファーストチーム入りしたゴベア、14年以来初のファーストチームに返り咲いたジョージ、初のファーストチーム入りとなったアデトクンボは、年間最優秀ディフェンシブプレーヤー賞(DPOY)の最終候補にも挙がる今季のトップ3ディフェンダー。
ガードでは、選手やコーチ陣から評価が高いスマートがキャリア5年目、ブレッドソーはキャリア9年目にしてそれぞれ初選出。両選手とも筋骨隆々の肉体と機敏なフットワークを武器に、所属チームにおいて見事な働きを見せた。
セカンドチームでは、オールディフェンシブチーム選出を目標に掲げていたトンプソンが初選出。ホリデーはここ10年で唯一、負け越したチームから選出された。今季ペリカンズはウエスタン・カンファレンス13位の33勝49敗に終わったものの、昨季のファーストチームに続いて今季もセカンドチームに選出されたことは、この男の評価が高いことを端的に表している。2年連続で選出されたエンビードも、ディフェンス面で大きなインパクトを残したと言っていい。
今季のオールディフェンシブチームに選ばれた10選手のうち、最も選出回数が多いグリーンとレナードがフォワードのセカンドチームに選出。両選手とも、最優秀ディフェンシブプレーヤー賞を獲得した実績を誇るリーグ有数のディフェンス巧者である。
最後に、今季のオールディフェンシブチーム入りを惜しくも逃した選手たちを紹介したい。ガードではダニー・グリーン(ラプターズ/66P)とパトリック・ベバリー(クリッパーズ/48P)。両選手とも、過去に選ばれた経験を持つリーグ有数のディフェンダーだ。
なお、センターではマイルズ・ターナー(ペイサーズ/39P)、フォワードではPJ・タッカー(ロケッツ/38P)とパスカル・シアカム(ラプターズ/24P)が高ポイントを獲得。特にタッカーは、レナードとわずか1ポイント差で初のオールディフェンシブチーム入りを逃した。
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