2019.04.15

リーグベストの戦績を誇るバックスがプレーオフ好発進、ホームでピストンズに大勝

24得点17リバウンドを挙げたアデトクンボ[写真]=Getty Images
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グリフィン不在のピストンズへ、バックスが序盤から襲い掛かり一方的な展開に

 今季リーグベストの60勝22敗を残し、プレーオフ全体のホームコートアドバンテージを手にしたミルウォーキー・バックスが、4月15日(現地時間14日)にホームのファイサーブ・フォーラムでデトロイト・ピストンズ(41勝41敗)とのファーストラウンド初戦に臨んだ。

 ピストンズは今季平均24.5得点7.5リバウンド5.4アシストを記録したブレイク・グリフィンが欠場。キャリアをとおして何度も膝を手術してきたグリフィンについて、ドウェイン・ケイシーHCは「プレーするには痛すぎる状態」と語り、今後の出場についても「その日の状態次第」と『ESPN』へ言及。

「ブレイクがいないことは大きい。だが若手選手たちにとって、ミルウォーキーのようなすばらしいチームと戦うことは、すばらしい経験になる」と語ったケイシーHCだったが、バックスとの第1戦は序盤から圧倒されてしまう。

バックスの核弾頭ブレッドソーは15得点5アシストでチームをけん引[写真]=Getty Images

 第1クォーターで38-18と大量リードを奪ったバックスは、その後も攻撃の手を緩めず、容赦なく加点していく。前半終了時点で70-43、第3クォーター終了時で97-61と、36点にまでリードを広げ、最終スコア121-86で難なく勝利。

 バックスではヤニス・アデトクンボがいずれもゲームハイとなる24得点17リバウンドに4アシスト、ジョージ・ヒルが16得点、エリック・ブレッドソーが15得点5アシスト、クリス・ミドルトンが14得点5リバウンド4アシスト、ブルック・ロペスが14得点4ブロック、スターリング・ブラウンが11得点7アシスト3スティール、パット・カナトンが10得点8リバウンドをマーク。

 チーム全体で31本のアシストを記録したバックスは、リバウンド面でも54-46でピストンズを寄せ付けず。

「僕らはほかのチームのことなんて気にしちゃいない。自分たちのことに集中しているんだ」と語ったブレッドソー。この日チーム全体で見せたディフェンス面についても「ブルックは試合をとおしてペイント内を守ってくれた。僕らはスティールを狙っていたし、自分たちのプレーでトランジションへとつなげたんだ。それが序盤からリードを奪うことを手助けしてくれたんだ」と手応えを感じたという。

 また、アデトクンボは「彼らが僕らに対して準備できていたかどうか、僕には分からないね。でも僕らは自分たちのプレーにフォーカスしようとしたんだ。自分たちのペースでプレーし、正しいプレーを遂行していくようにしたんだ」と完勝した初戦を振り返った。

 一方のピストンズでは、ルーク・ケナードがチームトップの21得点、アンドレ・ドラモンドが12得点12リバウンド、レジー・ジャクソンが12得点5アシストを残すも、バックスとの戦力差は隠し切れず、完敗を喫した。

 18日(同17日)に行われる第2戦にグリフィンが出場できないとなれば、ピストンズは相当厳しい状況になるだろう。もちろん、この日フレグラントファウル2を宣告されて退場処分となったドラモンドをはじめ、ピストンズの選手たちもステップアップしなければ、3年ぶりのプレーオフがスウィープ負けに終わってしまう可能性も十分ありそうだ。

出場時間帯における得失点差でチームワーストの-45点に終わったドラモンドの奮起はマスト[写真]=Getty Images

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