アル・ホーフォードが新たな相棒エンビードを絶賛「彼はリーグベストのビッグマン」

今夏シクサーズへ加入したホーフォード[写真]=Getty Images

「僕にとっては本当に夢がかなったようなものなんだ」と喜ぶホーフォード

 昨季までの3シーズン、アル・ホーフォードはボストン・セルティックスのセンターとして、攻防両面において貴重な働きを見せてきた。

 208センチ111キロの身体を駆使し、リング下における攻防だけでなく、パサーとしてプレーメイクするなど多彩な能力を存分に発揮し、チームに不可欠な存在として君臨。

 だが今夏プレーヤーオプションを破棄したホーフォードは、制限なしフリーエージェント(FA)となってフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍することを決断した。

 思えばホーフォードは、フロリダ大学でジョアキム・ノア(現未所属)とフロントコートでコンビを組んでいたものの、NBA入り後はアトランタ・ホークス、セルティックスで計12シーズンをプレーしてきた中で、自身と同等以上のビッグマンと同じチームでプレーすることはなかった。

 そんなホーフォードにとって、シクサーズ入りを決断した理由の1つにリーグ屈指のビッグマンであるジョエル・エンビードの存在があったと言っていいだろう。

 10月4日(現地時間3日)に現地メディア『The Bucks Courier Times』へ掲載された記事の中で、ホーフォードは「僕はこれまで、ジョエルのような選手とプレーするチャンスを得たことがなかったんだ」と明かしている。

 エンビードはキャリア4年目を迎えた213センチ113キロのビッグマン。昨季までの3シーズンで平均24.3得点11.4リバウンド3.2アシスト2.0ブロックという申し分ない成績を残すリーグ屈指の実力者だ。

2018年のオールスターでは、そろってスキルズチャレンジに出場するなど多彩な能力を誇るホーフォード(左)とエンビード(右)[写真]=Getty Images

 直近2シーズン連続でオールスター、オールNBAセカンドチーム、オールディフェンシブセカンドチームに名を連ねる攻防兼備のスター選手で、ポストプレーからドライブ、ジャンパー、3ポイントと何でもこなし、ディフェンスでもリーグ有数の存在感を発揮。

 エンビードとプレーすることについて、ホーフォードは「僕にとっては本当に夢がかなったようなものなんだ。彼はコートで何でもこなすことができる選手であり、現時点では彼こそがリーグベストのビッグマンだと信じている。僕は彼を手助けし、このチームを助けるためにここへやって来たんだ」と明かす。

 ホーフォードとエンビードは、いずれも3ポイントを沈めることができるため、交互にペイントエリアでプレーすることが可能であり、ホーフォードはこれまで以上に潤滑油としてオールラウンドなプレーをすることができるだろう。

 また、エンビードとホーフォードはビッグマンとしては有能なパサーのため、ハイ&ローポストで器用に連係プレーを繰り出すシーンも見ることができるかもしれない。

 プレーオフ経験豊富なホーフォードが加入したことは、今季ファイナル進出を狙うシクサーズにとって、大きな補強になったと言えるのではないだろうか。

今季のシクサーズが誇る豪華な先発フロントコート(左からエンビード、トバイアス・ハリス、ホーフォード)[写真]=Getty Images

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