キャリア15年目のベテランフォワードが左手首の靭帯損傷で今季絶望の可能性も
12月4日(現地時間3日)終了時点で、ワシントン・ウィザーズはイースタン・カンファレンス12位の6勝13敗。現在は3連敗中で、6日(同5日)からフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、マイアミ・ヒート、ロサンゼルス・クリッパーズと、リーグ上位の成績を残す強敵との試合が控えている。
そんな中、ウィザーズは主力選手たちの相次ぐケガにより、苦しい戦いをしいられている。4日(同3日)のオーランド・マジック戦では、先発センターのトーマス・ブライアント(右足甲のストレス反応)、控えセンターのモリッツ・ヴァグナー(左足首負傷)も欠場となり、ルーキーの八村塁が先発センターを務める緊急事態に。
八村はマジック戦で38分30秒プレーし、15得点6リバウンド4アシストを残す奮闘を見せたものの、ビッグマンはダービス・ベルターンスしかおらず、トロイ・ブラウンJr.やイーザック・ボンガらがパワーフォワードへスライドする時間帯もあり、苦戦していたことは言うまでもない。
ヴァグナーは長期離脱にはならないものの、ブライアントは3週間後に再検査をするため、ビッグマン不足の状況が続く。
そのウィザーズにとって、さらに痛手となるニュースが飛び込んできた。キャリア15年目のベテラン、CJ・マイルズが無期限の戦線離脱となったのである。
11月27日(同26日)のデンバー・ナゲッツ戦で左手首の靭帯を損傷したマイルズは、5日(同4日)に修復手術を行ったのだが、地元メディア『The Washington Post』のキャンディス・バックナー記者はシーズン絶望になる可能性もあると報じている。
両フォワードをこなすマイルズは、198センチ99キロの32歳。ウィザーズでは数少ないベテランで、スモールラインナップではパワーフォワードも務める選手だった。
今季は10試合に出場して平均16.1分6.4得点1.2リバウンド1.2アシスト1.0スティール。特筆すべき成績ではないものの、マイルズはベテランとしてベンチからチームを支えていただけに、ウィザーズはさらなる苦戦をしいられることになりそうだ。