「彼はまだコンタクトの許可が下りていないんだ」とアトキンソンHCが言及
今夏プレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)となったカイリー・アービングは、ブルックリン・ネッツと4年1億4,100万ドル(約153億6,900万円)という大型契約を締結。
10月24日(現地時間23日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、カイリーは50得点8リバウンド7アシストという衝撃なネッツデビューを飾ったものの、11月中旬以降、右肩負傷のため欠場が続いている。
キャリア9年目の今季、カイリーはいずれもキャリアハイとなる平均28.5得点5.4リバウンド7.2アシストに1.1スティールを残していただけに、ネッツだけでなく本人にとってもつらい状況だ。
カイリーが戦線離脱している期間、ネッツはスペンサー・ディンウィディーを先発ポイントガードに据えて17試合で11勝6敗と勝ち越しに成功。12月21日(同20日)終了時点で、ネッツはイースタン・カンファレンス7位の15勝13敗を記録。
一時はカイリーの復帰が迫っているという現地メディアの報道があったものの、先日ショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)が「(復帰時期については)ちょっと彼のコンディション次第な部分がある。我々はまだ、具体的な復帰時期を定めていない」と『ESPN』へ語っており、ケニー・アトキンソンHC(ヘッドコーチ)も「彼はまだコンタクトの許可が下りていないんだ」と同メディアへコメント。
現時点でカイリーが今季絶望という報道にはなっていないものの、ケビン・デュラントがアキレス腱断裂から完全復活することが期待される来季にチャンピオンシップ獲得を狙うだけに、ネッツとしてはカイリーに既存戦力との連係を深めてほしいというのが本音だろう。
カイリーがどの時点で戦列復帰できるかは、ネッツの今季だけでなく、イーストの順位争いをも左右する可能性があるだけに、気になるところだ。