ジャズはベンチ得点増加と来季のサラリー削減、エクサムはキャブズで心機一転
12月24日(現地時間23日)。ユタ・ジャズとクリーブランド・キャバリアーズのトレードが合意に達した。
これにより、NBAではラッセル・ウェストブルック(現ヒューストン・ロケッツ)とクリス・ポール(現オクラホマシティ・サンダー)が移籍した7月12日(同11日)以来、約5か月ぶりのトレードに。
このトレードで、ジャズはジョーダン・クラークソン、キャブズはダンテ・エクサム(いずれもガード)と2022、2023年のドラフト2巡目指名権を手に入れた。なお、22年はサンアントニオ・スパーズ、23年はゴールデンステイト・ウォリアーズがもともと保持していた指名権だった。
今夏ジャズはマイク・コンリー、ボーヤン・ボグダノビッチらを獲得したことで、ウェスタン・カンファレンス上位クラスの戦力を手に入れたものの、24日(同23日)終了時点で18勝12敗。ウェスト6位でプレーオフ圏内にいるものの、リーグワースト2位のベンチ得点(平均27.1得点)を上げるべく、エクサムとドラフト指名権を放出。
クラークソンは今季を含めたキャリア6シーズン全てにおいて平均2ケタ得点を記録するガードで、今季は平均23.0分のプレータイムで14.6得点2.4リバウンド2.4アシスト。3ポイントは自己最高ペース(平均2.0本)で、成功率も37.1パーセントとまずまず。クラークソンは今後、エースのドノバン・ミッチェルのバックアップを務めることとなる。
また、ジャズはGリーグでプレーしていたガードのレイジョン・タッカーと複数年契約を結び、ベテランフォワードのジェフ・グリーンを解雇。
一方のキャブズが獲得したエクサムは、右膝の痛みなどで今季ここまで11試合のみの出場で、平均7.5分2.2得点1.1リバウンド0.6アシストと出番に恵まれず。直近6試合はプレーしておらず、キャブズで心機一転を目指す。
なお、クラークソンの契約は今季限りで、エクサムの契約は来季まで。ジャズは主要選手との契約が来季も多く残っており、ベンチ得点アップと共に来季のサラリー削減となった。