2020.08.15
オクラホマシティ・サンダーは今季、開幕前の下馬評を覆すかのような快進撃を続けている。
12月17日(現地時間16日)のシカゴ・ブルズ戦で26点ビハインド、19日(同18日)のメンフィス・グリズリーズ戦では24点ビハインドを背負うも、2戦とも覆して逆転勝利。驚異的な逆転劇を2戦連続で演じてみせた。
ブルズ戦ではベテランのクリス・ポールが第4クォーターだけで挙げた19得点を含む30得点に10リバウンド8アシスト、グリズリーズ戦ではデニス・シュルーダーがゲームハイとなる31得点に7アシストという大活躍。
21日(同20日)に行われたフェニックス・サンズ戦では、2年目のシェイ・ギルジアス・アレクサンダーがキャリアハイの32得点をマークして126-108で快勝。今季2度目の3連勝を飾ったサンダーは、この日を終えて14勝14敗。ウェスタン・カンファレンス7位という好位置にいる。
ポール、ギルジアス・アレクサンダー、ダニーロ・ガリナーリ、スティーブン・アダムズがいるサンダーの中で、シックスマンを務めるシュルーダーの活躍も見逃せない。
サンズ戦を終えて28試合全てにベンチスタートしているスコアリングガードは、平均29.8分17.8得点3.9リバウンド3.7アシストと好調をキープ。サンズ戦では24得点9リバウンド6アシストをたたき出し、出場時間帯における得失点差では両チームトップの+19という大活躍だった。
なお、シュルーダーは開幕から12月末までにベンチスタートながら20得点5リバウンド5アシスト以上を4度達成。『Elias Sports Bureau』によると、過去50シーズンで今季のシュルーダーと同等の記録を残したのは、2007年のマヌ・ジノビリ(元サンアントニオ・スパーズ/5度)と2017年のジョーダン・クラークソン(当時ロサンゼルス・レイカーズ/現クリーブランド・キャバリアーズ/4度)だけだという。
ちなみに、ジノビリはこの記録を達成した07-08シーズン、主にシックスマンとしてプレーしながらチームトップの平均19.5得点に4.8リバウンド4.5アシスト1.5スティールを残し、最優秀シックスマン賞に輝いている。
シュルーダーは今季、モントレズ・ハレル(ロサンゼルス・クリッパーズ)やデリック・ローズ(デトロイト・ピストンズ)、ゴラン・ドラギッチ(マイアミ・ヒート)、ダービス・ベルターンス(ワシントン・ウィザーズ)と共にシックスマン賞候補に挙がっている。
もしサンダーが今季プレーオフ出場となれば、シュルーダーの働きはより高く評価されるに違いない。
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