2020.11.16
8月15日(現地時間14日、日付は以下同)。NBAはシーディングゲーム(順位決定戦)の最終日を迎え、4試合が行われた。
この日44勝27敗で並んでいたヒューストン・ロケッツとオクラホマシティ・サンダーは共に敗れ、44勝28敗でレギュラーシーズンをフィニッシュ。ロケッツがサウスウェスト・ディビジョンのトップに立ったことでウェスト4位、サンダーが5位となり、19日からプレーオフのファーストラウンドで激突することに。
サンダーはこの日ウェスト2位のクリッパーズと対戦し、103-107で敗れたのだが、クリッパーズはプレーオフを前に主力を休養。サンダーもクリス・ポール(左手のネンザ)、ルージェンツ・ドート(右膝打撲)が欠場し、そのほかのスターターも20分未満のプレータイムに抑えた。
そんな中、先発起用のデニス・シュルーダーが約25分プレーし、3ポイント成功率100パーセント(3/3)を含む17得点4アシストをマーク。シュルーダーにとっては約2週間ぶりのゲームで、サンダーにとってもプレーオフを前にシックスマンがコートに立てたことは朗報だったと言っていい。
Dennis Schroder gets out to 17 PTS (3 3PM) in the 1st half on ESPN! #WholeNewGame @okcthunder 47@LAClippers 37 pic.twitter.com/R8i3R3VMrO
— NBA (@NBA) August 14, 2020
シュルーダーは第二子出産の立ち合いのため、4日に開催地から離脱。11日に再びオーランドへ戻り、4日間の隔離を終えて15日の朝にチームと合流できるようになった。
「NBAとサンダーはすばらしい仕事をしてくれたよ。彼女をサポートするべく、僕を(彼女のもとへ)行かせてくれたんだから」と切り出したシュルーダーは、4日間の隔離についてこう振り返っていた。
「(バブルに)戻ってからは、4日間隔離しなきゃいけなかったんだけど、もう耐えられないものだったね。狭い部屋にずっといなきゃいけなかったから、すっごくタフだった。でもやっと戻れたよ。今日部屋を出て、11時にちょっとだけ(練習を)こなしてから、試合に出ることができたんだ」。
サンダー在籍2年目となった今季、シュルーダーはシックスマンとして平均30.8分18.9得点3.6リバウンド4.0アシストをマーク。ショット成功率はフリースローを除いて自己最高で、今季の最優秀シックスマン賞の最終候補に名を連ねる実力者である。
スモールボールを敷くロケッツとのプレーオフでも、シュルーダーが果たす役割は大きいだけに、この男がシーディングゲーム最終戦に出場できたことは大きな収穫となったのではないだろうか。
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