2020.12.31
11月16日(現地時間15日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズとオクラホマシティ・サンダーの2チーム間でトレードが合意に達したと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。
このトレードで、レイカーズはベテランガードのダニー・グリーン、今年のドラフト指名権(1巡目28位)を放出し、サンダーからデニス・シュルーダーを獲得することになるという。
今年のトレードは11月17日に解禁されるものの、両チームのトレードはドラフト指名権が絡んでいることから、正式な成立は早くても19日となる。『The Ringer』のケビン・オコナー記者によると、ミルウォーキー・バックスもシュルーダーをトレードで獲得すべく、サンダーと交渉していたというが、2連覇を狙うレイカーズに軍配が上がる形に。
一時はレイカーズがデマー・デローザン(サンアントニオ・スパーズ)をトレードで獲得することに関心があると『The Ringer』が報じていたのだが、シュルーダー獲得に至ったということは、プレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)になることができる権利を持つケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、ラジョン・ロンド、エイブリー・ブラッドリーのうち、いずれかが移籍することが濃厚と判断したのだろう。
27歳のシュルーダーは、ドイツ出身のスコアリングガード。キャリア7年目の昨季はサンダーのシックスマンとして65試合(うち先発は2試合)に出場して平均30.8分18.9得点3.6リバウンド4.0アシストをマークし、最優秀シックスマン賞の投票ではモントレズ・ハレル(ロサンゼルス・クリッパーズ)に次ぐ2位の得票数を得た。
また、昨季はフィールドゴール成功率46.9パーセント、3ポイント成功率38.5パーセント、3ポイント成功数(平均1.9本)でいずれもキャリアハイを残しており、新天地ではレブロン・ジェームズに次ぐプレーメイカーとしての活躍が期待できる。
なお、昨季スターターを務めたグリーンの代役として、レイカーズは昨季バックスでスターターを務めたウェスリー・マシューズと契約することに興味を示していると『The New York Times』のマーク・スタイン記者が報じている。
34歳のマシューズは、昨季平均24.4分7.4得点2.5リバウンド1.4アシストに3ポイント成功率36.4パーセントを記録。3ポイントとディフェンスに特化した“3&D”として知られるベテランは、今季の契約(プレーヤーオプション)を破棄して制限なしFAになるだろうと『The Athletic』が報じており、レイカーズは低年俸で獲得することを狙っているようだ。
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