2020.01.10
開幕前の下馬評では、ウェスタン・カンファレンス最下位候補に挙がっていたオクラホマシティ・サンダーだが、12月16日(現地時間15日)終了時点で11勝14敗。ウェスタン・カンファレンス8位タイという予想外の健闘を見せている。
2年目のシェイ・ギルジアス・アレクサンダーがチームトップの平均18.5得点、ダニーロ・ガリナーリが平均17.6得点5.8リバウンド、デニス・シュルーダーが平均17.0得点、スティーブン・アダムズが平均11.2得点9.5リバウンド1.3ブロックを記録。
そしてキャリア15年目のポイントガード、クリス・ポールが平均15.6得点6.3アシスト1.7スティールをマークし、プレーオフ出場圏内にとどまっている。
今夏にヒューストン・ロケッツからサンダーへ移籍した際、優勝を望むポールは開幕前にトレードされるウワサが渦巻いていたものの、今のところサンダーの主力の1人として活躍しており、トレードに関するウワサはほとんど聞こえてこない。
『ESPN』のザック・ロウ記者とのポッドキャスト内で、エイドリアン・ウォジナロウスキー記者は「オクラホマシティには彼をトレードするという考えはない」と発言。もし放出する可能性があるとすれば、今季終了後になるだろうと見ている。
現有戦力で、もしサンダーがプレーオフ進出に成功することができれば、若手選手たちを束ねているポールの評価は上がることだろう。
ただし、ポールには超高額契約が残っている点はやはり気がかり。来季終了後にプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)になることができる権利を持つものの、来季は約4,136万ドル(約45億824万円)と、依然として超高額なだけに、そう簡単にトレードを成立させることは難しい。
もっとも、サンダーは今夏のトレードで将来のドラフト1巡目指名権を複数保持しているため、この指名権を絡めることで、ポールのトレードが成立するかもしれないが、今季はプレーオフ出場を目指してサンダーの司令塔としてプレーすることになりそうだ。
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