2020.07.16
7月20日(現地時間19日)、オクラホマシティ・サンダー、アトランタ・ホークス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズによる3チーム間のトレードが合意に達した。
このトレードにより、サンダーのカーメロ・アンソニー、シクサーズのジャスティン・アンダーソンがホークスへ移籍。ホークスのデニス・シュルーダーとシクサーズのティモテイ・ルワウ・キャバロがサンダーへ、ホークスのマイク・マスカーラがシクサーズへそれぞれ移籍し、将来のドラフト指名権も絡むことになると現地メディア『ESPN』が報じている。
これにより、カーメロはホークスへ移籍後に契約をバイアウトされて制限なしフリーエージェント(FA)となり、意中のチームと契約することができる。
そんな中、サンダー行きが決まったポイントガードのシュルーダーは、自身のインスタグラムで驚きと共にうれしさを絵文字で表現していた。
https://www.instagram.com/p/BlbeGyQFdDn/?taken-by=ds17_fg
いろいろな感情が絵文字に入っているのだが、サンダー加入はハッピーかつエキサイトしているようだ。
昨季中盤、シュルーダーは『New York Post』のインタビューで、こんな言葉を残している。
「僕は今年の9月(現地時間15日)に25歳を迎えることになる。僕は(キャリアの中で)複数回、タイトルを勝ち取りたいんだ。25、26、27、28、29歳という全盛期で、常に(タイトル争いを)競い合っていたい。イースタン・カンファレンスの最下位争いをしていたくはない。だからこそ、アトランタ・ホークスと話をしているのさ」。
何よりも勝利を欲していたシュルーダーだったが、ホークスは60勝を挙げた2014-15シーズン以降、徐々に主力選手が退団。昨季はイースト最下位となる24勝58敗に終わっており、トレードを要求していたのかもしれない。
ホークス側としても、アウトサイドシュートになかなか上達が見られず、ディフェンスにも難があるシュルーダーをトレード候補として挙げており、インディアナ・ペイサーズやミルウォーキー・バックスへ放出されるかもしれないと一部の現地メディアが報じていた。
そのため、シュルーダーとしてはプレーオフ出場チームであるサンダー加入は喜ばしいことだろう。一昨季のシーズンMVPであるラッセル・ウェストブルックとベテランのレイモンド・フェルトンを擁するサンダーで、シュルーダーは新たなスタートを切ることとなる。
プレーオフ出場どころか、覇権争いに加わることができるほどの戦力を誇るサンダーは、シュルーダーとしても理想的な環境と言っていいかもしれない。
ドライブを軸に高得点を挙げることができるシュルーダー。今後アウトサイドシュートとディフェンスに改善の兆しを見せることができれば、サンダーとしても良い戦力補強になるはずだ。
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