2018.07.19
今年のプレーオフのファーストラウンド。ユタ・ジャズとのシリーズに2勝4敗で敗れたオクラホマシティ・サンダーは、今夏ロースターが大幅に変更する可能性がある。
その筆頭はオールスターのポール・ジョージだ。プレーヤーオプション(PO)を行使し、制限なしフリーエージェント(FA)になることができる権利を持っており、その去就は今夏注目の的になる可能性が高い。
ジャズとのシリーズを終え、「サンダーに残りたい」と語っていたジョージだが、攻防両面に秀でた28歳の万能戦士は多くのチームが欲しがる人材。POを行使すれば、引く手あまたとなるはずだ。
ただ、4月下旬には現地メディア『ESPN』に対して「サム(・プレスティGM)、ビリー(・ドノバンHC)とは今後も話をしていく。ラス(ラッセル・ウェストブルック)と共に、どのような方向性なのかを理解したうえで、グループとして進んでいきたい」とジョージは語っている。同メディアによると、残留するかどうかのポイントは、今夏POを行使して制限なしFAになることができるカーメロ・アンソニーの去就次第。サンダーが来季、カーメロに現行契約どおりの超高額年俸を支払うのであれば、ジョージがサンダーに戻らないかもしれないとのこと。
来季のカーメロは、約2,793万ドルという超高額年俸を手にする契約を結んでいる。もしカーメロが今夏、制限なしのFAになったとして、同等のサラリーを支払うチームがあるだろうか? 答えはおそらくノー。5月末に34歳を迎えるベテランで、「サンダーでは自分を犠牲にしてプレーしてきた」(カーメロ)とはいえ、今季はキャリアワーストの個人成績に終わったため、チーム側とのバイアウトでもない限り、サンダー残留が濃厚。つまり、ジョージがサンダーに残留するかどうかは、いまだに不透明ということ。
そんな中、今夏制限なしFAとなるジェレミー・グラントは、サンダーと再契約することに対して、非常にポジティブだ。『ESPN』に対して、グラントは「(再契約は)間違いなく可能だと思ってる。今季のロースターから何人か選手がいなくなるとは思うけど、僕にはここに残ることができる可能性が十分あるんじゃないかな。もちろん、フロントは数多くのことを理解しなきゃいけない部分はあるけれど、僕には良いチャンスがあると思う」と答えていた。
キャリア4シーズン目を終えた24歳のグラントは、203センチで両フォワードを務めることができる。今季は平均20.3分に出場し、8.4得点3.9リバウンド1.0ブロックと、まずまずの成績を残しており、スモール・ラインナップではセンター役として起用されることもあった。
グラントの年俸が1,000万ドル以上に跳ね上がる可能性はほぼないため、サンダーとしてはローリスクで再契約することができるだろう。
ただし、スモール・ラインナップで起用されるかどうかにかかわらず、グラントには今後、3ポイントシュートの精度を高めることが求められるはずだ。今季は成功率29.1パーセント。キャリア平均でも30.1パーセントと低く、試投数も平均2.0本未満。この点を上昇させることができれば、プレータイムと活躍の場は増えるに違いない。
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— NBA (@NBA) March 13, 2018
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