2018.08.08
今からちょうど15年前となる2003年6月27日(現地時間26日)に、「NBAドラフト2003」が開催された。
この年のドラフトで全体1位指名権を持っていたクリーブランド・キャバリアーズは、迷うことなく全米を熱狂させた驚異の高校生、レブロン・ジェームズを指名。3位指名権を有していたデンバー・ナゲッツは、1年ながらシラキュース大の大黒柱としてNCAAトーナメント優勝へと導いたカーメロ・アンソニー(現オクラホマシティ・サンダー)、そしてマイアミ・ヒートがマーケット大の爆発的な身体能力を誇るドウェイン・ウェイドを5位で指名。
On This Date: 15 years ago, LeBron, Melo, Bosh and D-Wade went top-5 in the 2003 NBA Draft.
Cue the nostalgia reel. pic.twitter.com/chyR1h2ViY
— ESPN (@espn) June 26, 2018
これにより、いずれもオールスター選出10度以上を誇る名選手たちが、そろってNBA入りしたのである。なかでもレブロンは、若干18歳ながら筋骨隆々の体躯を誇り、キャブスの主砲として活躍することを大いに期待された“選ばれし者”だった。
そして迎えた03-04シーズン。レブロン、カーメロ、ウェイドはそれぞれのチームで主軸としてプレーし、リーグ全体に強烈なインパクトを与えた。
レブロンは開幕戦から25得点6リバウンド9アシスト4スティールと鮮烈なデビュー。パワフルなドライブや豪快なフィニッシュだけでなく、歴代ポイントガード顔負けの華やかなパスをチームメートへ送り、得点機会を数多く演出。シーズン平均20.9得点5.5リバウンド5.9アシスト1.6スティールをマークし、キャブスを前のシーズン(17勝)から35勝へと勝ち星を倍増。
カーメロはスモールフォワードとして全82試合に先発出場。チームトップの平均21.0得点に加え、6.1リバウンド2.8アシスト1.2スティールをマーク。ルーキーながらチーム最多のショットを放つなどオフェンスにおけるファーストオプションとして活躍した。ナゲッツは前のシーズンでわずか17勝だったものの、カーメロやそのほか新加入選手たちの活躍もあり、43勝へジャンプアップ。プレーオフ進出も果たした。
一方、ウェイドはシーズン途中にケガのため戦線離脱し、61試合(うち先発は56試合)の出場に終わったものの、平均16.2得点4.0リバウンド4.5アシスト1.4スティールと、合格点を与えられる成績を残し、ヒートのプレーオフ進出に貢献。プレーオフでは平均18.0得点5.6アシストへと成績を伸ばしただけでなく、1回戦のニューオリンズ・ホーネッツとの初戦で決勝弾を浴びせるなど大活躍を見せた。
ちなみに、カーメロとウェイドは所属チームがプレーオフ進出を果たしたものの、新人王に輝いたのはレブロン。キャブスはプレーオフ出場には届かなかったものの、レブロンは対抗馬となったカーメロに78ポイント差をつけて勝利している。
ちなみに、この年のドラフト組は歴代屈指の豊作年と評されており、クリス・ボッシュ(現未所属)やジョシュ・ハワード(元ダラス・マーベリックスほか)、デイビッド・ウェスト(現ゴールデンステート・ウォリアーズ)、カイル・コーバー(現キャブス)といった数多くのオールスター選手を送り込んだ。
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