主力の欠場をベンチの選手でカバーし、今年2月下旬から100得点以上を奪取
昨季の60勝22敗に続いて、ミルウォーキー・バックスは今季もここまでリーグトップの28勝5敗を記録。得失点差でもリーグダントツでトップとなる+13.1得点を残しており、直近10試合でも8勝2敗と好調を維持している。
バックスと言えば、やはり昨季のシーズンMVPヤニス・アデトクンボが強烈なインパクトを放っているのだが、今季は主力のクリス・ミドルトンやエリック・ブレッドソーをケガで欠く中、2年目のドンテ・ディヴィンチェンゾが先発へ昇格してカバーしている。
『StatMuse』によると、バックスはレギュラーシーズンにおいて、今年の2月24日(現地時間23日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦から12月28日(同27日)のアトランタ・ホークス戦まで、57試合連続で100得点以上を記録。これまでのフランチャイズ最多記録(20試合)を大きく更新しており、ここ30シーズンでも2番目の長さになっているという。
今季、バックスの選手でフル出場しているのはロビン・ロペスのみ。アデトクンボをはじめ、ブルック・ロペス、ジョージ・ヒル、パット・カナトンもそれぞれ2試合を欠場している中、高位安定していることはこのチームの選手層の厚さを示している。
NBAの平均得点は、昨季に続いて今季も110得点を超えている(現地12月27日終了時点)ものの、バックスのように連続して100得点以上を残すことは簡単ではない。これはチームにフィットする選手を獲得したフロント、ロースターを最大限に活用するマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)がいかに有能なのかを証明していると言っていいだろう。