シカゴ開催の球宴について「期間中に何かしなきゃとは感じてる」とザック・ラヴィーン

ラヴィーンがオールスターのどのイベントに出場するかは気になるところ[写真]=Getty Images

「ゲームの中でプレーしていると、(ダンクコンテストへ)出場したいという気持ちへと傾くのは間違いないね」とブルズのエースが地元メディアへコメント

 2020年のNBAオールスターは、イリノイ州シカゴで2月15日から17日(現地時間14日から16日)にかけて行われる。前回開催された1988年のオールスターゲームでは、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)がゲームハイの40得点に8リバウンド3アシスト4スティール4ブロックを挙げてMVPを獲得。

 スラムダンクコンテストではドミニク・ウィルキンズ(元アトランタ・ホークスほか)と壮絶なバトルを繰り広げ、シカゴに集まった大観衆を前に、ジョーダンが華麗な空中遊泳を見せてコンテスト2連覇を成し遂げた。

 来年のオールスターウィークエンド期間中は、毎年恒例となっているレジェンドたちに加え、ジョーダンをはじめとする元ブルズの選手たちがシカゴへ集結するだろう。

 そして来年バスケットボール殿堂入りする最終候補者たちもオールスター期間中に発表されるため、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)やティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)、ケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)といった超豪華メンバーも訪れるだけに、大いに盛り上がること間違いなしだ。

ブルズに6度の優勝をもたらしたジョーダン(中央左)とピペン(中央右)は期間中に姿を現すはず[写真]=Getty Images

 そんな中、ブルズのエース、ザック・ラヴィーンの動向にも注目が集まっている。チームは12月29日(同28日)終了時点で13勝20敗。負け越してはいるものの、イースタン・カンファレンス9位におり、プレーオフ出場圏内の8位(オーランド・マジック)とは1.5ゲーム差で、2017年以来のプレーオフ返り咲きも期待できる位置にいる。

 ラヴィーンはここまで平均23.6得点4.6リバウンド3.8アシスト1.3スティールと上々の成績を残しており、3ポイントは試投数(平均7.8本)、成功数(同3.1本)、成功率(39.5パーセント)と、いずれもキャリアハイを残している。

 ブルズがプレーオフ出場圏内まで入り込むことができるならば、ラヴィーンがブルズを代表してファン投票でスターター、あるいはヘッドコーチ投票によってリザーブとして初の球宴出場を決めることができるかもしれない。

 とはいえ、ラヴィーンと言えば、やはりスラムダンクコンテストの印象が強いという人が圧倒的に多いはず。2015、16年にコンテストを2連覇した実績もあり、16年にアーロン・ゴードン(オーランド・マジック)と繰り広げたファイナルラウンドは世界中から称賛の声が上がっていた。

 シカゴの地元メディア『Chicago Tribune』のKC・ジョンソンは、ラヴィーンが来年のオールスターについてこう語っていたと報じている。

「ゲームの中でプレーしていると、(ダンクコンテストへ)出場したいという気持ちへと傾くのは間違いないね。でも僕は今、オールスター期間に何かしなきゃ、と感じてるんだ。それはゲーム(オールスター本戦)なのか、3ポイントコンテストなのか、ダンクコンテストか何かは分からないけどね。もちろん、ダンクもいくつか置き去りにしてしまっていることも知ってるよ」

ラヴィーンが繰り出すダンクは滞空時間が長くて優雅。ポージングも絶妙だ[写真]=Getty Images

 ラヴィーンは11月24日(同23日)のシャーロット・ホーネッツ戦で、今季リーグ最多かつNBA歴代2位タイとなる13本の3ポイントを放り込んでおり、3ポイントコンテストへ出場する可能性がある。

 それと同時に、16年のダンクコンテストで競い合ったゴードンが、来年のオールスターでラヴィーンとの再戦を希望していると以前語っていただけに、シカゴで実現する可能性もあるのではないだろうか。

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