先発センターとして加入するも、12月上旬からウォルトンHCの構想外に
アトランタ・ホークスでプレーした昨季までの2シーズンで、ドウェイン・デッドモンは大きな飛躍を遂げた。ホークスでは平均25.0分10.4得点7.7リバウンド1.4アシストを記録し、3ポイントもレパートリーに加えた。
迎えた今夏、デッドモンはサクラメント・キングスと3年4,000万ドル(約43億2,000万円)で契約し、先発センターとして開幕戦に臨んだ。
ところが、開幕4試合で2ケタ得点を残したのは1試合のみ。フィールドゴール成功率はいずれも40パーセントを下回り、チームも4連敗を喫したことで、デッドモンは5戦目からベンチスタートへ降格。
直近12試合に至っては、わずか2試合のみの出場でプレータイムは約7分と、完全にルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)の構想から外れており、ローテーションに入っていない。
そのため、デッドモンはここまで23試合に出場して平均13.6分4.8得点3.8リバウンドと期待はずれとなっており、先日『The Athletic』が「デッドモンはトレードを希望している」と報じていた。
すると12月31日(現地時間30日)に地元メディア『THE SACRAMENTO BEE』へ掲載された記事の中で、デッドモン自身がトレードについて「僕はトレードされたいね。ほとんどプレーできていないんだ。だから僕の持つ才能を歓迎してくれる場所へ行きたいと思ってる」と公にトレードを志願。
「(キングスで)僕だけがショットに苦しんでいるわけじゃない。でもそう思われているなんてクレイジーなこと。スランプの中でシュートすることを許されないんだとしたら、どうやってショットを決めていくことができるか分からない」とデッドモン。
30歳のデッドモンは、213センチ111キロのサイズを誇るキャリア7年目のビッグマン。契約が2021-22シーズンまで残っている点がキャップスペースを苦しめるかもしれないが、キングスとしてもデッドモンと引き換えにローテーション入りできる選手を新たに獲得することが望ましいだろう。