貴重な役割をこなしていたパウエルを失ったマブス、代役候補はノアか?
1月22日(現地時間21日、日付は以下同)に行われたロサンゼルス・クリッパーズ対ダラス・マーベリックス戦の第1クォーター。マブスに不運が襲い掛かった。
先発センターを務めるドワイト・パウエルが右足のアキレス腱を断裂してしまい、事実上の今季絶望となってしまったからである。
キャリア6年目のパウエルは、208センチ108キロのビッグマン。今季はここまで40試合(うち先発は37試合)に出場して平均26.5分9.4得点5.7リバウンド1.5アシストを記録。
オフェンスではピック&ロールにおける最も効率の良いフィニッシャーの1人として活躍しており、今季のリング下におけるフィールドゴール成功率は81.3パーセント(126/155)という高確率を誇る。
ディフェンス面では、パワーフォワードをガードし、クリスタプス・ポルジンギスがリムプロテクターとしてプレーできるよう、貴重な役割を担っていただけに、マブスとしても苦しい展開に。
「彼はコート内外で大きな存在。僕らに多くのことをもたらしてくれる、最高な男なんだ」とルカ・ドンチッチが称賛していたように、パウエルがマブスでこなしていた役割は大きい。
マブスのロースターには221センチのポルジンギスをはじめ、ボバン・マリヤノビッチ(224センチ)、マキシ・クリバー(208センチ)といったビッグマンがいるものの、今後に向けてセンターをもう1人加えることが濃厚だ。
23日、『ESPN』はマブスがフリーエージェント(FA)のジョアキム・ノアと連絡を取ったと報道。NBAキャリア12年を誇るノアは、昨季途中にメンフィス・グリズリーズへ加入し、42試合(うち先発は1試合)に出場。平均16.5分7.1得点5.7リバウンド2.1アシストを記録したビッグマン。
211センチ104キロのノアは34歳。マブス側は、ノアが健康な状態なのかどうかを心配していると同メディアが報じているのだが、その一方でノア以外のオプションも視野に入れており、Gリーグの選手や海外でプレーしている選手を獲得する可能性もあるという。
はたして、ドンチッチとポルジンギスを擁するマブスは、ノアをロースターに加えることになるのか。今後の展開に注目していきたいところだ。