アデトクンボは2年連続でイーストトップ、レブロンは4年連続で全体トップ
1月24日(現地時間23日、日付は以下同)。NBAは2月17日にユナイテッド・センター(イリノイ州シカゴ)で行われる「NBAオールスターゲーム2020」のスターター枠に選出された10選手を発表した。
イースタン・カンファレンスで最多得票を手にしたのは2年連続でヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/590万2,286票)、ウェスタン・カンファレンスでも2年連続でレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/627万5,459票)となり、両選手が今年のオールスターでもキャプテンを務めることに。なお、レブロンは4年連続でファン投票の全体トップに選ばれている。
今後の流れとしては、31日に各チームのヘッドコーチ(HC)投票によるオールスターのリザーブ枠に入る選手たち(各カンファレンス7名、計14名)が発表される予定。2月7日にはアデトクンボとレブロンという両キャプテンによるドラフトが行われる予定となっている。
それでは、イースト、ウェストでスターター枠に入った選手たちを見ていこう。
※チーム名は略称、F=フロントコート、G=ガード、所属は日本時間23日終了時点
■NBAオールスター2020 スターター枠
<イースタン・カンファレンス>
F:ヤニス・アデトクンボ(バックス/4年連続4度目)
F:ジョエル・エンビード(シクサーズ/3年連続3度目)
F:パスカル・シアカム(ラプターズ/初選出)
G:トレイ・ヤング(ホークス/初選出)
G:ケンバ・ウォーカー(セルティックス/4年連続4度目)
<ウェスタン・カンファレンス>
F:レブロン・ジェームズ(レイカーズ/16年連続16回目)
F:アンソニー・デイビス(レイカーズ/7年連続7度目)
F:カワイ・レナード(クリッパーズ/2年連続4度目)
G:ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/初選出)
G:ジェームズ・ハーデン(ロケッツ/8年連続8度目)
レブロンはコービーを抜いてNBA新記録となる16度目の先発出場、ヤングとドンチッチは1998年のコービー、KG以来初の快挙
キャリア2年目から16年連続でスターターとして選出されたレブロンは、コービー・ブライアント(元レイカーズ/15度)を抜いて、NBA史上最多となる16度目の先発出場が決定。35歳を迎えたものの、“キング”が持つ絶大な影響力と人気は健在だ。
また、シアカム、ヤング、ドンチッチが初のオールスターをスターター選出で飾った。シアカムはディフェンディング・チャンピオンのエースとして平均23.5得点7.7リバウンド3.5アシスト1.0スティール1.0ブロックという見事な成績を残しており、文句なしの選出と言っていいだろう。
昨季新人王を争ったヤングとドンチッチは、共に22歳以下でスターター枠に選出されたことで、NBA史上2度目の快挙を達成。『Elias Sports Bureau』によると、1998年のコービーとKGことケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)以来初となった。
なお、外国籍出身選手としては、ウェストのドンチッチ(スロベニア)、イーストではアデトクンボ(ギリシャ)に加え、カメルーンからエンビードとシアカムの2選手が選ばれた。左手薬指の外側側副靭帯を断裂し、修復手術を受けたエンビードがオールスターに間に合うかどうかが気になるところだ。