昨季のファイナルで負傷したトンプソン、KDが全休、ウォールも今季全休か
2月21日(現地時間20日、日付は以下同)。NBAはオールスターブレイクを終え、レギュラーシーズン後半戦がスタートした。
今後はプレーオフ出場争い、来季以降を見据えた若手の育成や主要選手の見極めが展開されると共に、アワードやスタッツリーダー争いに注目が集まることとなる。
そんな中、クレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、KDことケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)がいずれも今季全休することが明らかとなった。
両選手は昨季までの3シーズン、ウォリアーズの主軸としてプレー。だが、トロント・ラプターズとのNBAファイナルでトンプソンが左膝前十字靭帯、デュラントが右足アキレス腱をそれぞれ断裂。今季中に復帰する可能性が残されていたものの、今季コートに立つことはなくなった。
ウォリアーズは今週、トンプソンが今季全休となったことを明らかにしたのだが、リハビリは順調に進んでおり、今夏の東京オリンピックでアメリカ代表のロースターへ入る可能性は残されていると『The New York Times』のマーク・スタイン記者が報じている。
デュラントについては、『Bleacher Report』のテイラー・ルックス記者が今季中の復帰について本人に聞いたところ、「いや、そうはならない。今シーズンではない」とコメントしたという。そしてデュラントは現状についてこう口にしていた。
「今の俺にとってベストなのは、リハビリを続けて完治させること。そして来シーズンにフォーカスすること」。
なお、アキレス腱の部分断裂から復帰を目指すジョン・ウォール(ワシントン・ウィザーズ)も、事実上の今季全休と言っていいだろう。2月8日にウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネジャー)が「我々は彼が今シーズン、コートに立つことはないと見ている」と『NBC Sports Washington』へ語っていた。
オールスターの常連で、リーグ屈指の選手たちがコートでプレーできないのはつらいところ。だが彼らにはこれからも長いキャリアがあるだけに、来季に向けてベストなコンディションを取り戻してほしいところだ。