昨年10月末以来、59試合ぶりにウォリアーズのスーパースターがコートに立つ
3月5日(現地時間4日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、翌6日のトロント・ラプターズ戦で59試合ぶりに戦列復帰すると『The Athletic』のアンソニー・スレイター記者が報じた。
昨年10月末に左手第二中手骨を骨折し、2度の手術を行ったカリーは、今年1月に入って留め具なしでシューティングを開始。2月23日にコンタクトありの許可が下りたことで、カリーは復帰時期のターゲットを3月2日のワシントン・ウィザーズ戦に絞っていた。
ところが、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は記者の前で「彼は(ウィザーズ戦で復帰できるように)目標を掲げていたが、我々が念のため、もう少し練習をしてほしいということを理解してくれたんだ」と言及。
さらに指揮官は2日のウィザーズ戦だけでなく、4日のデンバー・ナゲッツ戦もカリーが欠場予定だと明かしていた。そのため、カリーはチームのフルスクリメージに参加するとともに、3日にはウォリアーズ傘下のGリーグチーム、サンタクルーズ・ウォリアーズの練習に参加。
「ステフはプレーしたがっていた。でも我々としては、もう少し準備する時間を与えたい」とカーHCが語ったように、ウォリアーズのトレーニングスタッフ、コーチングスタッフは慎重な構えを見せており、復帰までの猶予を与えていた。
そして5日になってカリーのコンディションが整い、復帰に向けてゴーサインが出たという。14勝48敗でリーグワーストに沈むウォリアーズだが、クレイ・トンプソンが完全復活する来季に向けて、新加入のアンドリュー・ウィギンズをはじめ、デイミオン・リーやエリック・パスカル、マーキーズ・クリスといった若手たちとプレーすることは、今後に向けてもポジティブなものとなるに違いない。
復帰初戦の相手は昨季のNBAファイナル(2勝4敗で敗戦)で戦ったラプターズ。戦力充実のディフェンディング・チャンピオンから勝利をもぎ取ることは並大抵のことではないものの、カリーのショットが決まるたびに、ホームのチェイス・センターに集まるであろう数多くのファンは異様な盛り上がりを見せることだろう。