2020.02.19

リーグワーストに落ち込む中、着々と準備を続けるウォリアーズ…オーナーは将来的な王朝に自信をのぞかせる

ウォリアーズのスプラッシュ・ブラザーズであるクレイ(左)とカリー(右)[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

将来的な王朝に自信をみせるレイコブ氏

 今シーズンは主力選手たちの度重なるケガの影響もあり、2月19日(現地時間18日)の時点で戦績12勝43敗とリーグワーストに落ち込んでいるゴールデンステイト・ウォリアーズ。若い選手たちの加入でロースターが大きく入れ替わり、システムやケミストリーも改めて構築しなければならなかった。

 だが今季はトレードデッドラインまでに積極的にトレードを行い、複数の将来の指名権とフォワードのアンドリュー・ウィギンスの獲得に成功した。こうして着々と長期的に利用できる資産を集めたウォリアーズ。今季中のステフィン・カリーの左手骨折からの復帰や、左膝前十字靭帯断裂から完全回復までもう少しであるクレイ・トンプソンなどの明るいニュースも含め、来季に向けて確実に前へ進めていることだろう。

『USA TODAY Sports』のマーク・メディーナ記者によれば、ウォリアーズの球団オーナーであるジョー・レイコブ氏がチームの将来についてコメントを残したそうだ。「素晴らしいことは、我々が次なる王朝に向けて改めてイメージできたことだ。今季は我々にとって素晴らしい年だ。ストックを獲得してチームを活気づけるようにした」と、ここまでのシーズンを振り返るレイコブ氏。「そして新たにもう1人の選手(ウィギンス)を加えることに成功し、彼の加入によってすべてが変わることも考えられる。すでにチームには歴史上偉大なシューター2人が所属している。その2人が戻れば、我々の完成度は深まるだろう。そしてウィギンスの加入は我々に多くの恩恵を与えるだろう」と、非常に前向きな見解を示した。

 ウォリアーズは過去5シーズン連続ファイナル進出を果たし、2015年、2017年、2018年とチャンピオンシップに輝いた。歴史上類稀な強さを誇り、リーグを支配したウォリアーズだが、今季という1つの重要な準備期間を経て、再びトップへ返り咲くかもしれない。

クレイ・トンプソンの関連記事