2020.04.12
トレードデッドライン直前、ゴールデンステイト・ウォリアーズはミネソタ・ティンバーウルブズへディアンジェロ・ラッセル、ジェイコブ・エバンス、オマリ・スペルマンを放出。その対価にアンドリュー・ウィギンス、2021年ドラフト1巡目指名権(条件付き)、2021年ドラフト2巡目指名権を獲得した。
新加入したウィギンスは、2月9日(現地時間8日)のロサンゼルス・レイカーズ戦でさっそくスターターとして出場。試合には125-120で敗れたものの、左コーナーからの3ポイントシュートを皮切りに、ドライブからのダンク、アンソニー・デイビス(レイカーズ)を相手にバスケットカウントを決めるなど、24得点の活躍を見せた。
「今回のトレードで大きな点は、ディアンジェロよりもアンドリューの方が、よりポジション的にも我々にフィットしていることだ」と、この日の試合前日に、『95.7 The Game』をとおしてコメントしたスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)。ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンというエリートガードがすでに存在する中、シーズン開幕前に同じくガードのラッセルと契約したことに、カーHCは懐疑的だったという。彼は「我々がやりたいことを、アンドリューにもこなしてもらいたい」と話している。
また『The Athletic』のアンソニー・ステーラー記者によれば、カーHCは試合終了後に「少なくともレブロン(ジェームズ/レイカーズ)とフィジカル面でマッチアップできる選手を獲得できたのはよかった」とコメント。さらに「近年のNBAにおいて、守るのがもっとも厳しいポジションだ」と、フォワードおよびウイングの重要性についても触れている。そういう意味でも、今後ウィギンスにはディフェンスでの活躍も期待されるだろう。
今季は複数のトレードをとおして、豊富な指名権もそろえ、エースのステフィン・カリーの復帰も近づいてきている。今シーズンは災難が多かったが、過去5シーズンの輝かしい王朝を築き上げたウォリアーズは、虎視眈々と準備を整えてきている。
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