2020.06.26
今シーズンのトレードデッドライン直前、ゴールデンステイト・ウォリアーズはディアンジェロ・ラッセルをミネソタ・ティンバーウルブズへ放出し、アンドリュー・ウィギンスを獲得。スターターレベルのウイングの補強に成功した。
そのウィギンスはトレード後に2月9日(現地時間8日)のロサンゼルス・レイカーズ戦でデビューを果たし、さっそくスターターとして24得点を記録した。今季はウルブズ在籍時も含めて44試合に出場し、平均22.4得点5.1リバウンド3.7アシストをマーク。スコアリングで十分に活躍できるだけでなく、身長203センチ、ウイングスパン213センチという恵まれたサイズの持ち主でもあり、ディフェンスでの貢献にも期待される。
『The Athletic』のアンソニー・スレーター記者によれば、今回のラッセルとウィギンスのトレードについて、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが言及したそうだ。「今回のトレードは両者にとって素晴らしいものであると思う。ディアンジェロにとっては、自身のキャリアにおいて求めている場所だったわけだし、完璧なシチュエーションだった。ウィギンスについても同様で、彼にとっても素晴らしい出来事だった」とコメントしている。
また『NBC Sports』のローガン・マードック記者によると、グリーンはウィギンスのプレーに関して、「彼はうまくフィットしていると思う。正しく適応して得点を取ることができ、ウイングで走ることができる」と評価したそうだ。「また彼は優れたディフェンダーでもある。だからここで長くコアとしてフィットすることは間違いないね」と、ウィギンスの加入がウォリアーズにとって長期的にアドバンテージになると捉えているようだ。
今回は若くスターターレベルの実力を持ち、互いにポジションがまったく異なる選手がトレードされた。ガードのラッセルはステフィン・カリーとクレイ・トンプソンというウォリアーズのエリートガード2人の復帰が迫る中、常にトレードの噂が続いていた。そんな中、ガードを欲していたウルブズへ移籍し、親友のカール・アンソニー・タウンズと合流を果たすことができた。一方でウィギンスも、ウイングを重要視するウォリアーズへ移籍し、今後は攻守で重要な役目をこなしていくことになるだろう。
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