もっともガードしにくい選手の名を挙げるカルーソ
NBAという世界最高峰のバスケットボールリーグにおいて、ファンを魅了する1つの要素が選手の得点劇だろう。リーグを代表するスター選手による個人技や1ON1は、バスケットの醍醐味である。現代ではステップバックを必殺技とするジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)や、卓越したスキルや抜群のセンスで相手を翻弄するルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)など、多くの選手たちが素晴らしいハイライトプレーを残している。
そういった得点に長けた選手をマークすることは、ディフェンダーにとっては極めて骨が折れることだろう。『CBS Sports』のエバン・ダニエルズ記者によれば、今季守備で活躍するロサンゼルス・レイカーズのアレックス・カルーソが、もっともディフェンスが難しい選手3人を以下のように挙げたという。
「KD(ケビン・デュラント/ブルックリン・ネッツ)はそのうちの1人。彼のディフェンスを凌駕するシュート力というのは、時にアンストッパブルだ。よりいっそうミスマッチが厳しいものになる。レブロン(ジェームズ/レイカーズ)もそういうタイプの選手だね。カイリー(アービング/ネッツ)も同様だ。彼はあらゆるレベルで得点ができて、フィニッシュ力に長けている。たとえディフェンスをしても、ショットを沈めるチャンスをもぎ取ってくるんだ」
ひとくちに“スコアラー”といっても、デュラントのように鋭いジャンパーで致命傷を与え続けるタイプや、アービングのようにあらゆるタフショットをねじ込むタイプなど、選手によってスタイルや強みはさまざまだ。そういった強者たち相手に実際にマッチアップする現役選手の見解を聞けることは、ファンにとってはとても興味深いことだろう。