ブルズとウルブズで指揮官を務めたトム・シボドーが来季からNBAに復帰か?

虎視眈々とHC復帰を狙うシボドー[写真]=Getty Images

ニックス、ネッツ、ロケッツのほか、ペリカンズ、ホークス、ブルズの可能性も

 新型コロナウイルスの影響により、NBAがレギュラーシーズンを中断してから3週間が経過。現在もシーズン再開に関する具体的な時期は定まっておらず、このまま今季が終了になってしまう可能性があることは否定できない。

 そんな中、NBAのヘッドコーチ(HC)として来季復帰できることに自信を深めている男がいる。それがトム・シボドーだ。ニューヨーク・ニックスやヒューストン・ロケッツ、ボストン・セルティックスなどでアシスタントコーチ(AC)として経験を積んだシボドーは、2010-11シーズンからシカゴ・ブルズのHCに就任。5シーズンを指揮して通算255勝139敗(勝率64.7パーセント)を記録し、16年にはミネソタ・ティンバーウルブズの指揮官とバスケットボール運営部門代表を兼務することに。

セルティックスでディフェンス面を担当していたシボドー(左)は、2008年の優勝に貢献[写真]=Getty Images

 カール・アンソニー・タウンズアンドリュー・ウィギンズ(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の周囲にジミー・バトラー(現マイアミ・ヒート)、タージ・ギブソン(現ニックス)、デリック・ローズ(現デトロイト・ピストンズ)を加えたシボドーは、2017-18シーズンの最終戦でデンバー・ナゲッツを下し、ウルブズをプレーオフへと導いた。

 だが昨季は開幕前からバトラーとチームメート間の確執に注目が集まり、序盤にバトラーをフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ放出。チームも持ち直すことができず、昨年1月上旬に解任されていた。

 4月13日(現地時間12日)に『The New York Daily News』へ掲載された記事の中で、ステファン・ボンディ記者はこのように報じている。

「シボドーは来シーズンにコーチとしての仕事を得ることに自信を持っている。リーグの複数の情報筋によれば、どれがベストな機会なのかを聞いて回っているようだ。ニックス、(ブルックリン)ネッツ、ロケッツが最も可能性が高いとされる候補で、(ニューオーリンズ)ペリカンズ、ブルズ、(アトランタ)ホークスについても探っているようだ」。

ウルブズでは2シーズン半で解任。シボドーの新天地に注目していきたい[写真]=Getty Images

 ニックスは今季序盤にデイビッド・フィズデイル前HCを解任、ネッツも今年3月にケニー・アトキンソン前HCと決別しており、ロケッツはマイク・ダントーニHCが来季戻ってこないだろうと複数の現地メディアが報じている。

 もっとも、今年3月にニックスのバスケットボール運営部門代表に就任したレオン・ローズは、暫定HCを務めるマイク・ミラーに感銘を受けていると同メディアが以前報じているため、ローズとシボドーには少なからずコネクションがあるとはいえミラーがACへ降格でもしない限り、シボドーのニックス入りは微妙。

 ネッツとロケッツは来季のHCが空席だとしても、オフェンス全盛の中で厳格かつディフェンス重視のシボドーのスタイルがフィットするかどうかは不透明。ネッツにはケビン・デュラントカイリー・アービング、ロケッツにはジェームズ・ハーデンラッセル・ウェストブルックというスーパースターが2人も在籍しており、彼らをコントロールして最大限の力を発揮させることができるかは疑問符が付く。

 となると、2月にクリント・カペラを加えてリーグ28位のディフェンシブ・レーティング(114.4)の改善を見据えるホークス、バスケットボール運営部門副代表にデンバー・ナゲッツのGM(ゼネラルマネジャー)を務めていたアルトラス・カルニショバスを迎えたブルズ、ザイオン・ウィリアムソンが所属するペリカンズという選択肢もありそう。

 シボドーがディフェンスを重視していることを考えると、ホークスをプレーオフへと引き上げることを求められる可能性がありそうだ。

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