2019.12.13

フィズデール前HCを解雇したニックス、新たな指揮官候補に挙がるのは誰だ?

候補に挙がっているバン・ガンディ(左)とジャクソン(右)[写真]=Getty Images
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いずれもニックスとゆかりのあるバン・ガンディ、ジャクソン、シボドー

 12月7日(現地時間6日)。ニューヨーク・ニックスは、デイビッド・フィズデールHC(ヘッドコーチ)を解雇し、現在はマイク・ミラーAC(アシスタントコーチ)が暫定HCを務めている。

 12日(同11日)に行われた、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのカンファレンス最下位同士の対決で、ニックスは延長の末に124-122で勝利したとはいえ、この日を終えた時点でイースタン・カンファレンス最下位の5勝20敗。

 レギュラーシーズン中に指揮官を解雇したチームは、ACあるいはアソシエイトHCを暫定HCへ昇格し、そのままシーズンを乗り切ることが多いのだが、シーズンはまだ4分の1を消化したばかり。ニックスは今季中に新たなHCと契約し、新体制へと切り替える可能性がある。

 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、その候補として挙がっているのはジェフ・バン・ガンディ、マーク・ジャクソン、トム・シボドーだという。

 バン・ガンディはニックスとヒューストン・ロケッツのHCを務めた経験を持ち、通算748試合で430勝318敗(勝率57.5パーセント)。ここ数年はアメリカ代表のGリーグを中心としたメンバーを束ねており、今夏のFIBAワールドカップに出場したアメリカ代表の練習相手(セレクトチーム)のコーチを務めていた。

 ニューヨーク育ちのジャクソンは、現役時代にニックスで新人王(1988年)、オールスター(1989年)に選ばれた実績を持ち、通算アシスト数でNBA歴代4位(1万334本)を誇るポイントガード。2011-12シーズンから3シーズン、ウォリアーズのHCを務めており、通算230試合で121勝109敗(勝率52.6パーセント)を残している。

昨季途中までウルブズで指揮を執っていたシボドー[写真]=Getty Images

 一方のシボドーは、ACとして20シーズンの経験を持ち、7シーズン在籍したニックスではバン・ガンディの下、1999年にNBAファイナルを経験。シカゴ・ブルズ、ミネソタ・ティンバーウルブズでHCを務めており、計598試合で352勝246敗(勝率58.9パーセント)を記録。

 いすれもニックスとゆかりのある3者だが、最も直近でNBAチームのHCを務めていたのはシボドー。昨季途中までウルブズの指揮官を務めていた。はたして、ニックスは今季中に新たな指揮官を招へいするのか、気になるところだ。

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