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12月7日(現地時間6日)、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者により、ニューヨーク・ニックスがデイビッド・フィズデールヘッドコーチ(HC)を解雇したことが報じられた。ニックス就任となった昨季1年目は17勝65敗を記録し、今季は解雇されるまで4勝18敗をマーク。いずれもイースタン・カンファレンスの最下位に位置していた。
もともとフィズデール氏は2008年から2016年までマイアミ・ヒートでアシスタントコーチをしており、ドウェイン・ウェイド(元ヒートほか)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、クリス・ボッシュ(元トロント・ラプターズほか)らビッグ3が在籍していた王朝期のヒートで、2012年と2013年には2連覇を経験している。
『Chron』によれば、かつて2008-09シーズンから2011-12シーズン途中までニックスでヘッドコーチを経験し、現在はヒューストン・ロケッツで指揮官を務めるマイク・ダントーニHCが、今回のフィズデール氏の件に関して以下のように言及した。
「まず最初に、ニューヨークはコーチを務めるのに適した場所だと考える。雰囲気は格別で、設備も充実している。だから様々なことが素晴らしい。彼らはいくつかの事柄を見落としてしまっていたように見える。機能していないんだ。フィズデールにとって災難だったと思う。彼は優れたコーチで、いい仕事をこなした。ただ上手く機能せず、あらゆる基本的な要素が噛み合っているように見えなかった」
バスケットボールのメッカとも言われるニックスのホームであるマディソン・スクエア・ガーデンで、歴史深いフランチャイズを指揮できることは特別なのだろう。しかし今回ダントーニHCがフィズデール氏を擁護したように、ニックスが勝利できないのは単にヘッドコーチのみの責任ではなく、他にも様々な理由が球団内部に存在しているのかもしれない。
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