2019.11.29

ブレイザーズでホーム初戦を終えたカーメロ・アンソニー「皆がリラックスしてきたね」

ブレイザーズのホーム初戦で、カーメロは19得点をマークして勝利に貢献[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

約2万人が詰めかける中、キャリア最高級のパフォーマンスを見せたカーメロ

 11月28日(現地時間27日)。ポートランド・トレイルブレイザーズはホームのモーダ・センターで、オクラホマシティ・サンダーと対戦した。

 この日は11月中旬に加入したカーメロ・アンソニーにとって、ブレイザーズのホームデビュー戦。1万9,870人が見守る中、ブレイザーズはサンダーに一度もリードを許すことなく136-119で完勝し、今季2度目の2連勝。

カーメロは8割を超える成功率でショットを決め続けた[写真]=Getty Images

 勝利したブレイザーズでは、デイミアン・リラードがゲームハイの27得点に5リバウンド5アシスト、CJ・マッカラムが22得点4アシスト、ハッサン・ホワイトサイドが21得点16リバウンド、4本全ての3ポイントを沈めたロドニー・フッドが14得点、アンファニー・サイモンズも14得点と続いた。

 そしてカーメロは、会場から“メロ・コール”が鳴り響く中、フィールドゴール11投中9本も沈める絶妙なシュートタッチで19得点に4リバウンド2アシストをマークし、勝利に貢献。

 『ESPN Stats & Info』によると、この日のカーメロは2本以上のショットを放った1,067試合において、キャリアベストとなるフィールドゴール成功率81.8パーセントを記録したという。

「ようやく幸せを見つけることができたんだ」とブレイザーズ加入を振り返る

 ブレイザーズは2連勝したことで、今季戦績を7勝12敗とし、ウェスタン・カンファレンス10位へと浮上。カーメロはチームの雰囲気について「皆がリラックスしてちょっとくつろぐようになってきたと思う」と語り、こう続けた。

「先週、俺がチームに加わってニューオーリンズで会った時、チームは俺の加入を歓迎してくれて、ちょっと大げさに騒いでいたんだ。それにチームとしてどうプレーしていくのか、俺がどうフィットしていくのか、俺がどうやってフィットすればいいのか、皆分からなかったからね」。

 だが徐々にブレイザーズへフィットしてきたことで、カーメロ自身も「俺はようやく幸せを見つけることができたんだ。このチームの選手たちは俺のことを歓迎してくれたし、オープンに接してくれている。そしてこのチームの一員として受け入れてくれたんだ」と感謝を口にしていた。

長年の友人ポール(右)とも対戦し、カーメロ(左)は充実の時間を過ごした(写真は2011年のもの)[写真]=Getty Images

 35歳になったカーメロだが、熟練のスキルは健在だ。対戦相手で長年の友人でもあるクリス・ポール(サンダー)は言う。

「メロは(ガードするのが)タフな選手だ。彼がキャリアの中で構築してきたミドルポストでは特にそう思う。彼はベストな選手の1人だからこそ、僕もディフェンスするのが大好きなんだ。僕らは兄弟のようなものだし、昨夜も一緒にディナーへ行ったよ。僕は毎晩、今日のようなメロのプレーを見たい。僕らとの試合以外でね」。

 ブレイザーズはホームでも2勝4敗と負け越しているものの、「俺たちはポジティブに、お互いを信じ続けてプレーしていくことができれば、どこかできっと好転し始めるだろう」とリラードが口にしており、チーム全体で息を吹き返し始めている。

BASKETBALLKING VIDEO