憧れのジョーダンについて触れたウェイド
4月20日(現地時間19日)より、マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズの1997-98シーズンの軌跡を辿ったドキュメンタリー作品、『ザ・ラストダンス』の配信がスタート。日本でも『Netflix』で配信され始めており、貴重な未公開映像とともに全10エピソードから構成されている。
1990年代に2度の3連覇を達成し、ブルズの黄金期の中心的な人物であったジョーダンの存在は、のちに現れる多くのNBAプレーヤーのプレースタイルやメンタリティに大きな影響を与えた。そしてその彼が登場する注目の話題作にはNBAファンのみならず、多くの選手らが反応をしている。その中でもイリノイ州シカゴ出身で、かつてジョーダンに憧れていたというドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)にとっては、1990年代のブルズというのは非常に特別なチームだったそうだ。『The South Florida Sun Sentinel』をとおして、以下のようにコメントしている。
「シカゴ・ブルズでなければ、特に1990-91シーズンのブルズでなかったら、マイケル・ジョーダンのような自分の思い描いた選手になるためのビジョンを持つことは決してなかったことだろう。そして都市にチャンピオンシップを捧げるという意味を理解することもなかっただろう。何故ならブルズは複数の優勝を達成してその意味を体現していたんだ」
今回コメントを残したウェイドも、16シーズンのキャリアの中でヒートで2連覇を含む3回の優勝を達成している。またファイナルMVP、得点王、北京オリンピックでの金メダル獲得など素晴らしい実績を現役時代に数多く残したが、ウェイドを偉大な選手へと引き上げたのは、ジョーダンとブルズの存在が大きかったのかもしれない。