情報筋から得たものとして『スポイラ』が報道、FA戦線はドラフト前に開始か
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、NBAが3月13日(現地時間12日、日付は以下同)にレギュラーシーズンを中断してから約2か月半が経過。現時点では8月1日からシーズンを再開させることを目指していると『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
毎年、NBAファイナル終了から約1週間後に行われていたドラフトは、シーズン中断の時点で延期になることが確実視されている。5月に予定されていたロッタリー(指名順位の抽選)とコンバイン(指名候補選手たちの身体測定)についても、NBAは今月2日に無期限の延期と発表しているからだ。
そこで気になるのはドラフトがいつ行われるのか。すると現地ディア『Sports Illustrated』のサム・アミーコ記者が、5月31日に情報筋から得たものとして、9月26日になるだろうと報じた。
NBAがシーズン再開に向けて調整しているのは事実。だがその形式として、レギュラーシーズンも数試合行うのか、あるいはプレーオフに出場できる可能性を持つチームのみ集めてトーナメントを繰り広げて出場チームを決めてプレーオフへと進むのか、それとも現時点における順位のままプレーオフだけ行うのかは決まっていないというのが現状。
なお、同記者はNBAファイナル最終戦となる第7戦から5日後にドラフトが開催されていたことから、9月21日が今季再開後のファイナル最終戦の日程になるのではないかと報じている。また、『The Philadelphia Inquirer』はリーグ情報筋数人から得た情報として、今季終了後のフリーエージェント(FA)戦線がドラフト前にスタートするかもしれないと報じている。
昨季までの73シーズンというもの、NBAは毎年チャンピオンを決めてきた。選手たちにとって、「今シーズンのチャンピオンを決めたい」という思いは強いに違いない。だがその一方で、すでにプレーオフ出場が絶望的なチームや再建を早めたいと考えているチームのフロント陣は「来季以降に向けて前へ進みたい」と考えているはず。
ドラフトはフランチャイズの将来を左右すると言っても過言ではないだけに、今後いつどのような形で行われるのかは、やはり気になるところだ。