ペイサーズの地元メディアが「ヘイワードのようなタイプの選手は、彼らが間違いなく獲得に興味を示す選手なんだ」とポッドキャストで発言
7月31日(現地時間30日、日付は以下同)からフロリダ州オーランドでNBAの今季“第二幕”のスタートと報じられる中、『NBC Sports Boston』は、インディアナ・ペイサーズがゴードン・ヘイワード(ボストン・セルティックス)の獲得に興味を持っていると報じた。
先日、同メディアによる「Celtics Talk Podcast」へ出演した『The Indianapolis Star』のJ・マイケル記者は、ペイサーズが「疑うことなく、(ヘイワードを)候補に入れているだろう」と話していた。
ヘイワードはペイサーズが本拠地とするインディアナ州で生まれ育ち、バトラー大学も含めてNBA入りまでずっと同州で過ごしてきた。ユタ・ジャズ在籍時の2017年にオールスター選出を果たしたフォワードは、今季セルティックスで45試合に出場して平均17.3得点6.5リバウンド4.1アシストをマーク。フィールドゴール成功率50.2パーセント、3ポイント成功率39.2パーセント、フリースロー成功率84.7パーセントと、ショット全般において高い数字を残している。
来季の契約がプレーヤーオプションとなっているものの、ヘイワードは今季終了後にそれを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)になる可能性がある。
ただし、新型コロナウイルスの影響で来季はサラリーキャップが大幅ダウンする見込みのため、ヘイワードが約3419万ドル(約36億5833万円)という超高額契約を破棄してまでFA市場に出るかは微妙。
さらに、ペイサーズは来季からオールスタービッグマンであるドマンタス・サボニスの高額契約がスタートするため、すでに年俸総額が約1億2532万ドル(約134億924万円)のため、ヘイワードを加えるためにはロースターならびにキャップスペースの削減が不可避である。
それでも、同記者はヘイワードを「複数のポジションをこなせる選手」と評し、ペイサーズが獲得すれば万能性をもたらすと話している。
「彼ならスモールボールでもっとたくさんプレーできる。例えば、(マイルズ・)ターナーもしくはサボニスに代わって、(パワーフォワードとして)スモールボールの中でプレーできるはずだ。彼が入ることで、より多様なラインナップを組むことができ、相手チームをトラブルへと陥らせることができるかもしれない」。
ペイサーズのロースターにはビクター・オラディポやマルコム・ブログドン、TJ・ウォーレン、ジェレミー・ラム(今年2月下旬に左膝前十字靭帯を断裂)、ダグ・マクダーモットがいるものの、「ヘイワードのようなタイプの選手は、彼ら(ペイサーズ)が間違いなく獲得に興味を示す選手なんだ」とJ・マイケルは言う。
もっとも、イースタン・カンファレンス3位のセルティックスと5位のペイサーズは、再開後に行われるレギュラーシーズン8試合の結果次第で、プレーオフ1回戦で激突する可能性もあるため、シーズン再開が近づくにつれてこのウワサは徐々に沈静化するのではないだろうか。