213センチのウイングスパンと運動量を武器に、PGからSFをガードする27歳
6月24日(現地時間23日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツのダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)が、フリーエージェント(FA)のデイビッド・ヌワバと2年契約を結んだことを発表した。
196センチ99キロのヌワバは、ドラフト外ながらGリーグでハッスルプレーが認められ、2017年2月にロサンゼルス・レイカーズと10日間契約を締結。2度の10日間契約の末、同年3月に複数年契約を結んだスイングマン。
その後レイカーズから解雇されたヌワバは、一昨季をシカゴ・ブルズ、昨季はクリーブランド・キャバリアーズでプレーし、昨夏FAとしてブルックリン・ネッツと契約。だが昨年12月中旬に右アキレス腱を断裂したことで今季絶望。今年1月にネッツから解雇されたことで、FAとなっていた。
『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、ヌワバの契約は来季までの2シーズンで、今季は90万ドル(約9540万円)以上をロケッツから受け取る予定となっており、2年目となる来季の契約はチームオプションだという。
とはいえ、約半年前にアキレス腱を断裂したヌワバが7月末からフロリダ州オーランドで行われる今季の第二幕へ参戦することは事実上不可能。213センチのウイングスパンと運動量を武器に、ポイントガードからスモールフォワードまでガード可能なヌワバは、現時点ではロケッツにとって来季に向けた保険ということなのだろう。
ロースター枠がすでに15人で埋まっていたロケッツは、同日に213センチのビッグマン、アイザイア・ハーテンスタインを解雇したことも合わせて発表。ローテーション入りしている選手たちがいずれも203センチ以下というスモールボールを展開するロケッツは、206センチ以上の選手がブルーノ・カボクロ(206センチ)とタイソン・チャンドラー(213センチ)のみとなった。
なお、先日ロケッツがターゲットにしていると報じられたタイラー・ジョンソンは、この日ネッツとの契約に合意したと『ESPN』が報じている。