7月23日(現地時間22日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツのスーパースター、ラッセル・ウェストブルックが“バブル”と呼ばれるフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでチーム練習に合流した。
ウェストブルックは日本時間14日に新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性反応が出たことを自身のツイッターで公表。その後隔離を経て21日にオーランドへ乗り込み、リーグ規定による隔離期間を終え、チームメートたちとの練習に取り組んだ。
練習後には口元にぴったりとフィットしたマスクを着用し、ウェストブルックは「正直なところ、マスクをつけることが生死を分けることになるかもしれない。このウイルスによって人々が毎日命を落としている。もっと深刻に受け止めることが必要だ」と話している。
また、「フロアに戻ることができてうれしいし、感謝している」と口にしたウェストブルックに対し、マイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)は「ものすごくいいシェイプにある」と絶賛したように、得意のドライブからリング下を強襲するなど早速持ち前のプレーを披露。
https://twitter.com/HoustonRockets/status/1285999379028090880
ジェームズ・ハーデン、ウェストブルックという“MVPデュオ”が揃ったロケッツは、25日にトロント・ラプターズとのスクリメージ(練習試合)初戦に臨む。
だがチーム練習に合流したばかりのウェストブルックがスクリメージ初戦でプレーするかは微妙だという。
「私には分からないね。全てのアクティビティがクリアになれば、彼は5対5を行う準備はできてるだろう。でも金曜日(日本時間の土曜日)はさすがにちょっと早いと言っておこう。これはメディカルスタッフとラッセル自身がこの数日にどう感じるか次第だろうね。数試合のスクリメージを行う前に、我々とのプレーに慣れてくれるといいね」と指揮官。
スクリメージ初戦でウェストブルックがプレーするかどうかは、それまでにどれだけチーム練習を行うか、そしてその時のウェストブルックのコンディションにもよるだろう。
指揮官はあくまで31日から幕を開けるシーディングゲームを万全のコンディションで臨むべく、慎重な構えを貫くことになりそうだ。