2020.07.24
7月17日(現地時間16日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツのスーパースター、ジェームズ・ハーデンがフロリダ州オーランドにある“バブル”と称される開催地で約4カ月ぶりのチーム練習に参加した。
ロケッツの選手やコーチ、スタッフたちは、10日にオーランドへ乗り込んでいたものの、ハーデンは家族の事情により、今週初めにオーランド入り。その後ホテルの部屋で隔離を終え、17日にようやくチーム練習を行い、こう振り返っている。
「ここにいることができてうれしいね。実際のところ、チームメートたちと一緒に練習して自分たちのスタイルを追求できて本当にいい感じだった。これからは1日1日が新たな挑戦になっていくだろう」。
今季もここまで平均34.4得点を記録するハーデンは、3シーズン連続の得点王が確実視されているリーグ最強のオフェンシブプレーヤー。同時に平均6.4リバウンド7.4アシスト1.7スティールを残しており、ロケッツ在籍8年目のスコアリングガードはチームのリーダー役も務めている。
🚀 @JHarden13 & @BenMcLemore get shots up following @HoustonRockets practice! #WholeNewGame pic.twitter.com/yXcsEwOPqo
— NBA (@NBA) July 17, 2020
ハーデンは自粛期間中も精力的にワークアウトをこなしていたのだが、「俺はこの日のために自分を追い込んできた」と話したように、約1カ月ぶりに5対5でコンタクトありのバスケットボールをプレーしたという。
ロケッツはハーデンが合流したことで、先日新型コロナウイルス(COVID-19)の検査結果で陽性反応が出ていたことを明かしたラッセル・ウェストブルックと、第二幕の参戦を辞退したタボ・セフォローシャの代役として契約したルーク・バー・ア・ムーテを除く全選手がバブル入りとなった。
リーダーの復帰にベン・マクレモアが「ジェームズはこれまでと同じジェームズだった。(久しぶりだからといって)慌てることもなかったよ」と言えば、マイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)も「彼は良かったよ。たぶん最初の30秒くらいは鈍くなってたかもしれないが……初日としてはいいスタートを切ったと思うね」と称賛し、こう続けた。
「ジェームズはスマートな男なんだ。自身の身体のことをよく理解している。何が必要なのかを分かってるんだ。夜遅くに来て別メニューでシューティングや走り込みが必要と感じれば、それを実行する。それにプレーするのが大好きだからね。彼は準備していくうえで何が必要なのかを把握する究極のプロフェッショナルだから、私は彼のことを信頼している」。
ハーデンとチームメートになって3シーズン目のPJ・タッカーは地元メディア『The Houston Chronicle』へ「彼が入ったことですべてが変わった。俺たちのキャプテンだからね。俺たちのインテンシティ(激しさ)、プレーのレベルが上がったよ」と話しており、ロケッツは一気にギアを上げたと言えるだろう。
今後ウェストブルックとバー・ア・ムーテが加わることで、ロケッツの雰囲気はさらに良くなっていくに違いない。
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